ARMORED CORE V (アーマード・コア ファイブ) 特典「オリジナルヘッドセット」付き
作中の雰囲気や表現に重厚な機体デザイン・挙動はラストレイブンの頃を思い出すロボットらしさがにじみ出ていますね。
AC4やAC4FAの軽快でライトな操作性からPS2時代のテイストに戻った気がします。
歩兵や機甲部隊対策の土塁や陣地に街灯や積み上げられたコンテナ類も破壊可能ですが、壁ジャンプの運用があるためかビルの破壊には制限が入っているよ
うです。
【パーツアセンブル】
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○オーバードウェポンと索敵補助ユニットの項目が追加され、プライマルアーマー関連は削除。パーツパラメーターの詳細項目は1.2倍以上に増えてます。
ジェネレーターにオーバードウェポンのリロード間隔に影響する限界出力値と、機体出力を低下させるジャマーへの出力妨害耐性値が追加。
ブースターは前作までのサイド・バック・メインの3項目が一つに統合されました。
○武器の切り替えはこれまでのように「腕武器と肩武器を切り替える」のではなく武器ラックであるハンガーユニット部に固定された兵装を腕武器と交換す
る形になるので切り替え完了までの隙が大きくなっています。
これに加えてミサイル・ロケット・ECMといったACシリーズのエクステンションとインサイド機能を合わせたような固定肩武器が1箇所あって計5種の火器
を使い分けられます。
○攻撃と防御は前作までの実弾とレーザーの2種類から「KE・CE・TE」の3属性に変更されました
KEは実弾系。 CEはレーザーやプラズマ兵器系。 KEはミサイルやグレネード系。
○武器ごとに発射速度や威力保障距離・減衰率・消滅距離(レーザー系)・ロックオン時間が数値化されるようになったので、これまで経験則で感じていた
部分が目安程度にですが比較しやすくなってます。
○腕用武器の購入時に銘を入れて成長の傾向を選択し、使い込むことで武器を成長させることができる。売却した銘入りの武器はオンライン上のユーザーに
新着パーツとして共有され、購入数が増えると人気パーツショップで取り扱われるようになる。
○ミッション中に特定のタイミングと場所で再アセンブリが可能(回数が多いとより多くの使用料を取られる)で進行状況にあわせてパーツの組み換えができます。
【スキャンモード】
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○見通しの悪い場所では敵位置の把握のために積極的に使っていく必要があります。オンだと河川の中に潜んで不意打ちされたり、ビルの屋上にいるのに気
づかず奇襲されたりしますので。
○有視界内の敵のAPやKE・CE・TE特性などを確認できる。障害物越しに確認するにはRICON(敵位置と情報を取得する索敵補助ユニット)を敵の近辺に設置し
ていなければならない。
○自機のAP・エネルギー量・RICON・各兵器の残弾数を数値表示。
○スキャンモード中は攻撃が出来ない代わりに戦闘モードと比べてエネルギー回復量が倍以上に跳ね上がり機動制限が緩和される。
高機動での索敵と共にタイミングを見計らって切り替えていくことで戦闘中のエネルギー管理に差がつきます。
【戦闘モード】
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○レーダーマップ廃止のため有視界外の敵位置の把握には設置したRICONにカウントされる敵数等を見て大まかに予測する必要がある。
○残弾数やエネルギー量はサイティングの円を4分割したバーで表示される。数値表示はAPとエネルギー(100%換算)だけ。
○プラズマ等の範囲系兵器は有効範囲内に自機が入っていると敵と同レベルでジャミングやダメージを受けるので注意が必要。
○ジャマーや子機の制御数など、FCSの重要度が高まりました。
消費ENが最低でも1600以上に設定され、PS2の頃のようにロックオンサイトの大きさにも影響します。
【機体の機動】
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● ハイブースト→クイックブースト
●ブーストチャージ→強力なクイックブーストでタックル効果
●グライドブースト→地面に接地+ブーストON状態で発動できるオーバードブースト
○前作までは通常ブーストとクイックブーストだけで移動できましたが、今回は地上や空中でブースト移動する場合にはブースト機能をオ
ンにしておく必要があります。
入れっぱなしにしておくと空中では自動でホバリングに近い状態になるのでON・OFFの切り替えを頻繁に行わなければなりません。
グライドブーストやハイブーストの使用で高機動戦闘が可能になります。
○前作と違い垂直方向への即時上昇や、一度空中に上がった後に再度ブーストして上昇〜といったことができなくなりました。
ハイブースト・グライドブースト時に斜め上方向を向くことで高度を稼げますが、戦闘高度の上限はビルの高さ×1.4倍程度を上限と考えて
おいたほうが良いかと思います。
極端な高度をとれなくなくなったので、障害物を利用した位置取りといった戦術面にも工夫の幅が出ますね。
○障害物の多い場所での高速移動にはエネルギー消費無しでハイブースト並みの動きができる壁蹴りが有効です。ハイブーストで突っ込ん
で急角度で返したり、連続壁蹴りで建物間を縫って素早く移動するなど、慣れるほどに回避・移動・距離詰めといくらでも応用が効きます。
全体的に慣性が強めに働くのでブーストOFF状態でもそれなりに動けます。
【気になったところ】
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○被ダーメージ時に画面が乱れる演出がありますが、AP表示の小ささも相まって瞬間でのダメージ量や残りAPを人目で確認する事が難しい。
敵の攻撃も含め攻撃エフェクトが派手になっているのも影響しています。
○影になった薄暗い部分に近づくと画面全体の明度が極端に暗く補正されて遠近感や方向感覚がわからなくなることがある。
○最初はブースト関連の細かい切り替えやRICONで警戒網を敷いたりと操作系に慣れるまで2〜3時間かかりましたが、各挙動時のエネルギー消費の目安
を体感で憶え始めると楽に動き回れるようになります。
自分で総合パラメーターと好みの機体デザインをすり合わせて調整し、カラーリング・エンブレムを描き、自分なりの戦い方を作る〜、とこだわる
程に遊び甲斐のあるゲームですので興味のある方は是非プレイしてみて下さい。
【総評】
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ロード時間が非常に早く、訓練モードでは選択から開始まで5秒かからないくらいでステージのロード時間にもストレスを覚えることはありません。
原点回帰とまでは言えなくとも、ACシリーズのファンとしてはあの懐かしい殺伐とした世界観と雰囲気に浸れて嬉しいものがあります。
オンライン対戦について1月21・22日限定の体験版仕様のサーバーではマッチングの不具合や、ポイントの増減部分がかなりバランスが悪かったの
で今後の調整に期待しています。
パーツパラメーターの増加や操作性・挙動にかなりの変更が加えられているのでバランスを取るのにかなり苦労するでしょうが、是非とも頑張って
仕上げて欲しいところです。
新規ユーザーのためにも体験版の配信を1月19日(木)〜1月23日(月)の5日間限定とせず、無期限でやってもらいたいところです。
アーマード・コアV 公式設定資料集 -the FACT- (ファミ通の攻略本)
前回に出た6000円の極太本に遜色の無いまとめ方で、迫力は満点です。
今回は前回より若干ゲームのデータが多めですが、ACのミサイルや防衛設備、エネミーの細かいデザインなど
ゲームをやってるだけでは中々じっくり知る事が出来ない資料も沢山ありました。
・ゲーム内で朧げにしか語られなかった世界観の補足が結構あり、ゲームファンも納得。
・CGスタッフの作業量を物語る3Dイラストの数々。見えない部分も作品の一部という考え方が良く解る。
・デザイン資料に眼を通してて解ったのが、3Dスタッフ発のデザインもあるんじゃないか?という事。
単純図形の複製を使ったデザイン等は、遠近法やキツいアングルの事もあって、3Dの方が圧倒的に製作が容易。
・フロムの資料集好きの人がおそらく一番嬉しいと思われるデザイン稿、今回も盛りだくさんです。
・海外からも評価の高いムービー、そのモデルに使われるポリゴンの分割が見れます。
・個人的に一番面白いと感じたのは、採用されなかったオーバード・ウェポンの3Dモデル案。本当に製作が時間
との戦いだったのだろう。アイデアは素晴らしいが、製作側からすれば入れたくても出来なかったアイデアが
満載されてる。
・一つだけ要求するなら、各メカの一体丸まるの全身像がもっと見たかった。部品ごとでもいいが、デザイナーが意図した初期段階の勇姿も見たかったです。
とまあこんな感じでしょうか。言い忘れてましたが、この内容でこの値段は格安です。ACファンは勿論、メカ好きは必読じゃないでしょうか?
アーマード・コア BFF 063AN アンビエント (1/72スケール プラスチックキット)
ついに出陣、BFFの麗しの姫君リリウム・ウォルコットが駆る「アンビエント」
キットは複雑な面構成や細身のデザインを見事に立体化しており素晴らしいの一言。
コトブキヤ伝統芸の鬼のパーツ分割も健在。小さなパーツをなくさないようご注意ください
「申し訳ありません王大人、リリウムはご期待に背きました」
等ということは無い納得の完成度。
整形色の薄紫が少し赤みが強く、ゲーム中との印象が異なりますが、許容範囲内。是非に皆様もBFF新鋭機をご堪能ください
カラード上位5人のランカーも、残すところはインテリオルユニオンの雌猫ウィンDファンションの「レイテルパラッシュ」のみ。
「限界だと?まだまだいけるだろう?レイテルパラッシュ!!」
アーマード・コア フォー アンサー PLAYSTATION 3 the Best
このソフトがやりたくてPS3買いました。今でも覚えてます。
操作は難しいですが、やっていくうちに段々と思った通りに動くようになり、面白さがわかってきます。これほどスピード感のあるロボットゲームはないんじゃないでしょうか。
さらに機体を作ると自然に個性がでてきます。(例えば速い機体、重いけど火力重視の機体など)自分にあった機体を作れます。ガンダムに似せた機体も作れます。
グラフィックは2008年発売のゲームにしては綺麗です。フリーズはたまにしますが、他の方が言う巨大な敵のときの処理落ちは感じませんでした(旧型80G)。あっても気にならない程度かと。しかしオートセーブはないのでこまめにセーブは必要です。ちなみにフリーズは戦闘中には起きたことは無いです。
一回売ったんですけどAC5も出るとのことなので、再度購入しました。自分の勝手な予想ですが、AC5は恐らく夏ごろにでると思うので操作に慣れる(操作系統は基本一緒だと思います)というのと、発売初日からいいスタートを切る意味でも、この値段なら買いだと思います。すべてのロボット/アニメが好きな人におすすめできるソフトです。
※パーツはすごい数で金が足りないと思いますが、二種類のEDをみるとショップに並んでいるパーツのみ全て無料で入手できます
アーマード・コア4 ザ・コンプリートガイド
本書の感想としては当たり障りのない内容が書かれています。
攻略に関しては確かに参考になる面もありますが、非効率な面が多く見受けられる。
パーツ表はレギュレーションが1.00の時に対応しているため、現在の1.30とは若干のズレが生じている。しかし、パーツ表を見ながらあれやこれやと考える時には役に立つ。
元来ACというものは己の技術によって戦略を変化させていくことが醍醐味であるため、個人的には「初級者」もしくは「中級者」用の情報が記載されている。
故に「上級者」には必要ないかもしれない。
それでも某攻略本よりはコストパフォーマンス、情報量に優れているため、購入前提であれば、この本を推奨する。