サハラに死す―上温湯隆の一生 (講談社文庫)
上温湯隆という珍しい名前に興味を持ち、読んだのは小学生の頃だった。もちろん文庫ではなく、初めて出版された1975年である。もう、30年も経っている。しかし、彼の旅に魅きつけられ、ワクワクした感じは、今も忘れない。
彼のサハラ横断というチャレンジ、それは悲愴感漂うものではなく、その先にある光を信じ、未来に向かって前進する、気高い魂の存在を感じるものであった。読後涙が出たのを覚えているが、それは彼の死を残念に思い、悲しかったからではなく、何故か彼がまだ旅を続けているように感じ、不思議に感動したからであったように思う。
彼は普通の青年であり、大人になろうとしていた。彼は、他の人が音楽に魅了されるようにサハラに魅了され、旅を続けた。彼は、普通に悩み、苦しみ、怒り、喜び、他のなによりも旅を、サハラを選んだ。命を燃やした男の子がそこにいた。特に、若い人は読んでみて下さい。
サハラ砂漠の王子さま (幻冬舎文庫)
女の子が1人で旅行するのって、それだけで危険がつきものです。
そのうえ、宗教の根づいた土地って難しいです。
でも、持ち前の明るさとパワーで、次々と現地の人と親しくなるのってすごく素敵です!
そして、今回の旅では旅ならではの熱いロマンス!!!
本当にその気持ちが分かるから、読んでいてドキドキしっぱなしでした。
片言で意志の疎通を図るのは、お互い真剣です。
相手を分かろうと必死になるんですよね〜
だからこそ、特別な感情を抱いてしまうこともしばしば。。。
本当に読んでよかったです。
サハラ -死の砂漠を脱出せよ- [DVD]
特に目新しい何かがあるわけではないのですが、ストーリー展開もとても面白く、またサハラ砂漠に隠された意外な真実が暴かれたりと、大変楽しく最後まで飽きずに見ることができるいい作品です。
有名な俳優を使っているわけではないのに、これだけ楽しめるということは作品の質が高い証明でしょう。環境問題を扱っているのですが、そこに深刻な焦点を当てていないところが、作品を必要以上に重苦しくさせていない理由でしょう。
映画そのものもとても楽しめるのですが、私は映画の宣伝フィルムにとても惹かれました。