Live at Leeds
フーのライブというだけでなくロック・アルバムの金字塔であり、レコード時代から愛聴してきました。25周年エディションで未収録曲を増やしたものが出ていましたが、このアルバムでは一挙に「トミー」のフルスペックを聴くことができます。 ブツブツにつなぎ合わせた初期のLP盤もお手軽なドラマチックさも良かったのですが、このフルスペックを聴いて、ピート・タウンジェントが如何に繊細に曲を盛り上げていたのがよくわかり感動的でした。 旧バージョンとは「別のアルバム」として楽しんでいます。
地獄でロック・ファイヤー―最強ロッカー死人伝説 海外アーティスト編
もはや伝説となったロックスターを、あえて美化せずリスペクトしながらコケにした一冊。ロックファンはロックスターのここういう一面をおもしろおかしく語りながら酒を飲むのが大好きなのだ!たとえばキースムーンのドラムには心底シビれた。ライブビデオを見て、その品になさ(笑)に更にシビれた。次は面白いエピソードを聞きたいのが我々ロックファンだ!こうして一冊にまとめるとロックスターって…あらためて愉快な人達だなあ…。余談だが、この本を読んだ後、あの生きた伝説ロックスター、ローリングのライブに行ってきた。感慨深さひとしおであった。死して伝説になったロックスターを通じ、生きた伝説に彩りを添える一冊DEATH。ワーストロックはもう読んだから、次の企画は死んでおけば伝説になれたのに…っていう本はどうですか?○ラックモアとかとりあげて(笑)。落ちたロックスター伝説なんてのもどうかな?○ャックベリーとか○トルリチャードなんかで…。まだまだいるなあ。楽しみにしています。
Live at Leeds -Deluxe Edition
disc1は以前に出た25周年リマスター版とほぼ同内容のため
disc2のTommyの演奏パートのレビューを書かせて頂きます。
ここでのTommyの演奏はdisc1に収められた隙の無い勢いの演奏に比べれば
若干ムラが目立ちます。声のピッチが外れていたりミスが随所にあったりします。
しかし1曲目~5曲目までの畳みかけるような勢い
I'm Freeのスタジオ版とは違ったアレンジ
We're Gonna Take Itの大団円など
アルバムの核となるパートは大きく盛り上り、スタジオ版以上にメリハリを付けた演奏をしています。
音質も非常に良く、ワイト島ライブのTommyパートに比べると
繊細なギターアルペジオ、エコーが特に綺麗に再現されています。
Tommyパート、演奏の質・内容とも個人的にはワイト島ライブよりもこちらのほうが好きです。
以前発売されたLive At Leedsやワイト島ライブを持っている方にも
disc2目当てでDeluxe Editionを聞くことを薦めたいです。
フーズ・ベター・フーズ・ベスト
ザ・フーはキンクスと並ぶ大英帝国ビートポップスの大御所です。これは、イギリスで発売されたシングル曲中心に編集されたベスト盤です。フーの場合、名曲が定番以外にも沢山あり、ファンの誰もを納得させるような、1枚もののベスト盤はなかなか編集が難しいですが、これはおすすめです。「キッズ・アー・オール・ライト」や「シー・ミー・フィール・ミー」、「ババ・オライリィ」も入ってます。フーのエキサイティングかつユーモア、洞察力のあふれる名曲・名演・歌詞にしばし時間を忘れて酔いましょう。キース・ムーンのどしゃぶり雨のように激しいハイテンションのドラム、ピートのスキマに食い込んでくるようなソリッドなギター、ジョンのメタリックなベース・・・彼らの全く甘さのない、むき出しではあるが、遊びごころのあるサウンドはいつ聴いても刺激的で素晴らしい!