涼宮ハルヒの詰合 ‾TVアニメ「涼宮ハルヒの憂鬱」劇中歌集シングル‾
アニメの方は見てはいないものの評判なので気にはなっていましたが、これほど良い劇中歌も作られているとは驚きです。
曲調としては適度なハードさ、フックのある旋律を兼ね備えており、ある意味理想的なポピュラー・ロック音楽で、アニソンの枠にとどまらず、より多くの人に訴えかける魅力を備えています。ちなみに私はハードロックリスナーですが・・
かなり売れているようですが、その理由としては、音作り(サウンド)を本格的にやっていることと、アニソンの隠れた魅力である超キャッチー(ある意味わかりやすい)なメロディをうまく融合しているところではないかと思います。
アニソンには実はかなり良いメロディがたくさんあるのですが、それはアニメソングというものがたとえば「カッコよさ」や「かわいさ」「怖さ」など様々な様子をカッコつけることなく、純粋、ストレートに表現することを指向しているためではないかと常々思っていました。それゆえにとてもメロディアスな曲調になるのではないかと。逆に言えば、その純粋さ単純さのゆえにこそ、一般的な音楽リスナーからみれば「ちょっと濃いなあ・・」という曲になるというわけで。(どっちが良い悪いという話ではありませんが)
そして、このディスクに収められた2曲はその純粋なメロディ(アニソンの魂・・?)を気合の入った本格的なロックサウンドで彩ったことによってアニソン表現的な純粋さ魂を失わず、一般的な層の心に届けることに成功しているのではないでしょうか?これはまさにスタッフの方の真剣なこだわり&遊び心の賜物だと思います。もともとそこまで意図していたかどうかは別として。劇中でバンドを結成して歌う曲、という設定も秀逸ですし。
あと忘れてはならないですが、ハルヒ役でもある平野綾さんのヴォーカルは本当に上手いです。声量があり、力強く、しかもやっぱかわいらしい声です。今回だけで終わらず、ぜひアルバムも製作して頂きたいです。もちろん名義は涼宮ハルヒ(バンド)名義で。
この2曲が使用された本編の第12話(だったかな)ぜひ見てみようと思います。
3曲目については・・コメントは差し控えたいと思います。
My Lost City(CCCD)
1920年代のアメリカをイメージしたアルバム。
今聞いても情緒深く、失われたあの時代を思い起こされる少し悲しいメロディ。
タンゴ、ジャズ、クラッシック、ピアノ…。
今では宮崎作品に固定してしまった作風ですが
まだこのころは意外性に富んでいた、そんな久石さんのアルバムです。
「紅の豚」と共通モチーフが多く、聞き比べるのも一興なり。
おすすめは本当にニューヨークしている「1920〜AGE OF ILLUSION」。
是非もういちど復刻して欲しいCD。
I Lost My Heart in Heidelberg [DVD]
Gaudeamus Igitur は ラテン語の歌ですが、昔から学生の特権は、大学在籍の間に勉学の外、飲酒、恋愛等、十分楽しんでおくように先人がアドヴァイスしています。ハイデルベルクは、Alt Heidelberg, Du feine と言う歌詞の歌が有名ですが、I lost My Heart in Heiderberg- Ich hab’ mein Herz im Heidelberg verloren- と 言う歌も、なかなか、面白い歌でした。作詞は Beda und Ernst Neubach 作曲は、Friedlich Vesely alias Fred Raymond です。ドイツ人達も ローレライを3番まで歌える人は多くないようです。