Dying Wonders of the World
スウェーデンのメロデスバンド、ダスクフォールのアルバム。2008作
元はGATES OF ISHTARのメンバーにより立ち上げられたバンドで、
初期はその流れを組むスタイルであったが、本作で聴けるのはいくぶんモダン化したサウンド。
随所にツインギターによるメロデスリフの名残りがあり、疾走する曲はいかにもそれらしい。
アメリカのメタルコア勢に比べ、ギターのフレーズにおける叙情性はずっと魅力的だし、
かつてのAT THE GATES風の突進力とともに北欧デスラッシュ的にも楽しめる。
ミドルの曲でもあくまでメロディアスなギターがいい。なお、バンドは本作を最後に解散したらしい。
Frailty & Source
ドラマティックな曲展開とメロディックなリフの中に織り交ぜられている情緒性… ある意味典型的なメロデスなのですが,スタスタと打ち込まれるドラムや時折聴こえる疾走感が初期のArch enemyやCOBを髣髴とさせ,古き良きメロデスを継承しています。Frailty,sourceともにミドルテンポでメロディックな曲が多くメロデス好きには必聴だと思います。sourceに入っているDEMOの3曲は、the crownさながらのdeath'n rollをやってくれてまして、めちゃめちゃかっこいいです。少しメロディック過ぎるかも知れませんがデスラッシュ、メロデスラッシュを聴く方々にも受け入れられるのではないでしょうか。聴いてよかったと思える1枚です。