Deftones
ところで、なぜデフトーンズはリリースのスパンがこんなに長いのか?ファンとしては我慢汁でパンツがバリバリになってしまうような思いであります。 さて、そんなふうにしてようやく届いたニューアルバム。前作から劇的な変化は見られませんが、更に起伏を抑えたことで、より個性に磨きがかかったように思います。重く重く、足枷をズルズルと引きずる様なサウンドに、チノのフワフワとしたヴォーカルが時折発狂しながら蛇のように絡みついてきます。静かに入ってサビで一気に盛り上げるというアメリカンロックの王道を明確に拒む内容ですが、対極に内へ秘めたる爆発力は計り知れません。ラウドであることに変わりない為、リラックスも出来ませんし、かと言って煽られて暴れたくなるほどのものでもありませんが、その間の地点に抑留させられ、どっぷりとヒタヒタに浸って動けなくなる。ちょっと麻薬のような音楽です。 ジャケット、イカス!
Around the Fur
Deftonesの2ndアルバムです。ハードで叫びまくりの楽曲が多めなので、そーゆーのが好きな人にはお勧め。楽曲はあんまりメロディアスじゃないので、メロディー重視派の方にはお勧めできません。なんてゆーか、楽曲の「雰囲気」を味わうって感じです。捨て曲はないと言っていいくらいの出来だと思います。聞き始めのお勧めナンバーは1,6,8曲目です。