ブラザーフッド【コレクターズ・エディション】
自分はこれまでにこの『ブラザーフッド』を4回買っていて、Factory時代にQuestから出たUS盤、ワーナーからの再発の日本盤、そして2枚組リマスターのUK盤(回収騒動になった音質に難があるやつ)、そして今回のリマスター改訂版の日本盤と。で、見事に「これで決まり」。まず、リマスターによる音質の向上が凄まじくて、"Bizarre Love Triangle" はこのリマスター盤を聴いて初めてこのオリジナルVer.の良さが分かったくらいで(それ以前は明らかにShep Pettibone やStephen Hagueのリミックスの方が音が良かった)。あと3曲目のイントロのアコギの爪弾きや7・8曲目の即興的なインストのパートの音の迫力、9曲目の終盤の天国に連れていかれるかのような展開など、とにかくリマスターされたことで元の盤とは全く別のリスニング体験となっている。何と言うか、すごく立体的な音像で、聴いてると音の持つ世界にぐいぐい引き込まれるのですよ。
で、Disc-2の改訂前の音源では"1963"と"Touched By The Hand Of God(12inch Ver.)"の音質がとにかく悪かった。アナログ起こしなんてレベルではなく、「…カセット?」という位の。それが今回はちゃんとリマスターされた「いい音」になっていて、特に前者は『サブスタンス』収録の元の音源と聴き較べたら違いは歴然で。それと、7・8曲目についてはタイトルの表記ミスも訂正されていて、元々プロモオンリーのリリースだったかなりのレア音源だったけど、それぞれ"True Dub""Beach Buggy"と誤表記されてたおかげでスルーしていた人もいたのでは?という(その二つは普通に12インチやCDシングルで聴ける)。あとブルマンの'88は長い方です、一応。
で、アルバム本編はNOのアルバムの中でも一番パンキッシュなUKニューウェーブらしい音で。フッキーのベースはいつになくメロディアスだが、バーニーのギターの不協和音スレスレのノイジーな響きはまるで現代音楽かという位で。「ヤケクソ」というか"desperate"なカッコ良さ。12インチ等で聴ける「構築美」の対極にある「破壊美」を追求した作品。フラストレーションをそのまま音に叩き付けてるような。
あと、何度聴いても"Every Little Counts"の最後の方の展開を聴く度に、小説『アルジャーノンに花束を』の終盤で主人公が超越的体験をする場面を連想してしまう。
アサシン クリード ブラザーフッド スペシャルエディション【CEROレーティング「Z」】
十字軍時代が好きなら最高の西洋時代劇です。キングダムオブヘブンからロビンフッド、三銃士までの映画すべての世界を体感できる楽しさです。エツッイォのモデルはラッセルクロウ当たり出ようか?こんなことを考えながらプレイするのも楽しいです。美麗。映画好きがはまるゲームでしょう。
運命を告げる恋人 (二見文庫 ザ・ミステリ・コレクション)
・・・一気に読んでしまいました。ためしにという気持ちからまず1巻目を購入し、それから一気に買い集め、寝る間も惜しんで既刊全て読みきりました。なんといっても、この作品、ザディストがいい。1巻目を読んだときは、うーん、絶対このひと相手のロマンスは無理と思ってたんですが、彼の背負う過去の悲惨さ、自分が汚れきっていると言う思いに苦しむ姿、その思いから、思いを寄せてくるヒロインを頑として拒む姿は、「美女と野獣」のよう。ザディストには母性本能くすぐられまくりです。また、ヒロインも拒まれて傷つくだけでなく、時には逆切れして、ザデイストを黙らせる強さも・・。ヒロインがザデイストに泣いている理由を尋ねられ、逆切れのように「欲求不満」だからと答えられ、ザディストが思わず内心で、うっとなり、(・・そうくるか」とのけぞるシーンも面白かった。ここまで面白いと、映画化は?とか考えるのですが、これだけ、個性豊かなたくましい主人公達を集めるのは結構難しいでしょうねぇ・・。現在シリーズ4作目まで刊行。本の厚さは刊行を増すごとに増えてくるので、次作の発行はいつになるのか、とても待ち遠しいです。久々に面白いシリーズ本に出会った嬉しさで一杯です
3color エスパドリーユスニーカー コットン ヘンプ シューズ ローカット
商品が届いた瞬間驚きました
箱がボロボロでした 泣
商品に関しては最高です。
今まで履いていたデッキシューズの代わりを探していて、即これに決めました
値段もお手頃ですし
よって、箱の件で☆-1です
今までAmazonで頼んでこんなことなかったのに…
ブラザーフッド プレミアム・エディション [DVD]
韓国作品名が「太極旗を翻して」。こちらの方がしっくりいくと思う。兄弟愛も勿論素晴らしいが、やはりこれは韓国の戦争映画。ただ韓国好き・韓国俳優好きという感覚で見ると、かなり心臓に悪い。
カンジェギュ監督の映像はとにかくリアルの一言。戦闘機やミサイルで華々しく描く映画と違う。戦争の汚い部分・足や腕が普通にふっとんでごみの様に殺されていく所を、連続で見せ付けられる。又カメラが爆発と共に揺れるため、自分が戦地にいる錯覚を覚え、異様にこわさが残るのだ。同じアジア人だから、他人事に思えないということもある。正直現代の日本に生まれてよかったと祈る気持ちだった。
この映画で何がいいか・・・チャンドンゴンの目がいい。あのチェミンシクと負けていない。北の戦士を演じたら彼の右に出る人はいないだろう。あの存在感には脱帽。
チャンドンゴンが最後自我をなくして白目をむいてまで熱演する姿に、ただものではない信念を感じた。ウオンビンも素敵な王子様だった印象を覆す演技。崖っぷちに立ったカンジェギュフィルムと、成長と活躍を求めた役者。全てが同じ土俵で利にあった仕事を成し遂げたという感じ。
お隣の国の事情を映像で訴えられたという印象深い映画。
他人に無関心な日本人にとっては、あまりにも重たく悲しい。