ハガネの女 9 (クイーンズコミックス)
8巻で幸せをつかんだと思っていたのに、9巻を買ったら
そこには超エリート校で学校システムを変えようと奮闘するハガネが・・・
成績下位者を切り捨てていく冷酷なシステムの犠牲者を見て
怒りを抑えつつ行動していく彼女はこれまでより大人な気がします。
私立のエリート校の組織全体が敵となっている今回は
これまでのハガネの物語でも一番シビアかもしれません。
今回がハガネの最後の挑戦になるのかどうかわかりませんが、
個人的には次の10巻で是非とも幸せになってほしいなと思います。
※人気があると連載はずっと続いていくんですよね、
ハガネに幸せになって欲しいし、続きは読みたい・・・
深谷マンガ&ハガネのファンとしてはこの辺が微妙です。
鋼の錬金術師 17 (ガンガンコミックス (0744))
少年漫画にありがちな勧善懲悪ではなく、キャラクターの葛藤や信念もしっかり描かれている作品ですね。
今回の巻ではアームストロング少将の厳しいながらも凛とした姿勢に魅せられました。
彼女を見ていると男とか女という言葉でくくる必要は無いのだな、と思わせられる。
個人的にとても好きなキャラクターです。
キャラクターも大変魅力的ですが、この作品はストーリーもしっかりしているので、安心して世界に入っていけます。
攻勢に出たかと思えば、すぐに逆転があったり、正直先があまり読めないのですが、次巻も楽しみに待ちたいと思います
鋼の錬金術師 25 (ガンガンコミックス)
なぜなら、面白すぎてじっくり読んじゃうから!
今巻はまさかな展開が盛りだくさんです。
まさか大佐が…
まさかスカーが…
まさかアルが…
ってな感じです。
個人的にはブラッドレイが気になりますね。
彼は肉体的に、他のホムンクルスより弱いようで…
『あぁ…やっと辿り着いた……』
そう言った彼の目は…いったい何を見ているんでしょうか?
彼が『辿り着きたかった』もの。
それが次巻、ついにわかるんでしょうか?
何にせよ、八月が楽しみですね!
百頭女 (河出文庫)
眠る前に、静かな部屋で、暗闇の中で細い電灯を照らして、見たいのはこんな本だ。
とびきり素敵な悪夢が見られそうな、奇異な絵たち。その絵に合ってしているのか否かさっぱり分からないコラージュされた言葉たち。
怖いような気もする。とても滑稽な気もする。つまらない気もする。気持ち悪い気もする。
でも、見れば見るほど引き込まれる。
人間の頭は、これほど奇妙奇天烈なことを考えられるんだ、と嬉しくなる。
やはり、面白い。
一気に読める類の本ではない。また、順番どおり前から読む本でもない。
思い出したときにでも、数ページを、気の向くままにめくるだけでよい。
それだけで、日常の雑多な生活とは完全に断絶された世界が垣間見れる。
牙狼<GARO> 1 [DVD]
なかなか見応えがあります。
暴力シーン、女性の裸など子供番組では絶対に出てこない場面が出てきますが、決してそれに頼った画面作りではありません。
むしろ、それらは必然的な場面に必要な限度で出てきます。また、ぐろい絵を想起させるシーンもあるにはあるのですが、そこは直接見せたりしない。見せるべきもの、見せないものをきちんとわかっている姿勢に好感を持ちました。
ストーリーは基本的に1話分25分で一話完結型。毎回、ホラーという仮面ライダーで言うところの怪人が登場し、主人公と対決します。一方でシリーズを貫く連続する物語も織り込まれています。主人公の設定は、ちょっとバットマンぽい。そこに視聴者視点ともいえる普通の女の子のヒロインが絡んで物語が展開していきます。重々しさと軽さ。明るさと暗さ。きちっとしたメリハリがシナリオに投入されており、とても見やすいですまた、アクション・特撮が、これでもかというほどかっこいい。
特に、変身前の生身のアクションがスタイリッシュでしびれます。敵役を中心にゲストも峰岸徹、加勢大周など豪華。京本政樹も出演。仮面ライダーブレイドでアンデッドを熱演し肘井美佳もキュートで◎。演技もいいです。