サヨナライツカ [DVD]
この作品に対しては賛否両論あるみたいですが、とにかく映像が綺麗。バンコクという所に行ってみたくなります。2人が出会ったきっかけは、大人の事情ありきですが、惹かれあった2人の愛が切なすぎて。。共感してしまいました。楽しい日々の後にやってくる感情のぶつけ合い。沓子の手を振り払う豊の心情。豊に訴える沓子のまなざし。それらを含めて、楽しく過ごす日々がキラキラして見えました。ほんとに切ない。時間を超えて愛が続くことを信じさせてくれるような映画でした。
VOICE2~cover lovers rock~
長いオフロードの旅に似合うミディアムロックに編曲されたカバー第二作。このテイストの中で彼女の低い声は存在感を発揮し、何より歌が生き生きとしています。「チェリー」ではボヘミアンな風情を出していますし「僕はここにいる」では一層そのトーンを活かした声表情が顕著です。編曲の遊び心にあわせスウィングするような歌唱力に、おおと思いました。前のカバーから今作の間、ミュージカルで主演をこなしたことが、人の歌を掌握し自らの言葉として聞かせる術に大きく影響したのかも。
続いて3「You’re~」との相性がいいですねえ。小野自身が元々格別のハイトーンなため女声に近いのですが、しかし彼女の声の入れ方、感情のバランス、曲の掌握力が素晴らしいから広がりゆくエネルギーが鮮やかに出ているのです。一転「さくら」は繊細さの中に力強さをこめる奏で方が曲想を非常に伝えてきて、鳥肌でした。他方女声には難しい福山雅治が低声で魅了する5に対しても聴かせますよ。彼女のロック声に宿るラフさが曲のダンディズムを映し出しています。
槇原敬之の名曲「遠く遠く」は編曲から魅せます。一つの言葉、一つの音符にこめた気持ちが、声の色彩に表れてゆくサビの歌い方です。一方7の尾崎豊はジャズに。それにあわせ彼女はアンニュイな同曲を表してみせました。裏拍を感じさせながら。だからこの曲はかなり聴き所です。スタンダードという歌い易そうでしかし単純に歌うことは許されず、最もカバーに難しい歌をここまで昇華させているのですから。
前作に続く財津和夫の歌は今迄数多くカバーされてきた超名曲「青春の影」。うまく歌うことよりも映像をどうみせられるか表現力が問われる歌ですが、もう彼女は自分の低い声の領域をきちんと把握しその表情でどんなストーリーテーラーになるか、カバーの制御を会得しているようです。感情を前に出しても過剰にならない説得力があるんです。
9「ZOO」の印象的なサビも非常に生き生きとし、ことばに訴える力があります。名曲「愛すべき人よ」は聞くほどに癖になりそうな孤独感。最後にロイ・オービソンが何故ここにと思いましたが、今作で最もロックアレンジが行き届いているし、やんちゃな声表情かと思えば、エレガントな歌い方もし、今作で最もカバーの力の向上を物語る音源だったと思います。
冷静と情熱のあいだ(通常版) [DVD]
前々から大好きな作品で、ビデオは持っていたのですが永久保存用に購入しました。
何と言ってもロケーションが素晴らしい!
まだまだ、出てきてない場所もいっぱいありますが、フィレンツェの素晴らしい景色は
見惚れてしまいます。
この映画を観て、ロケ地巡りをした人も多いのでは?!
サヨナライツカ [Blu-ray]
原作を読んだのははや9年も前のこと。
当時は文章の一つ一つに胸を打たれたように感じた。
待望の映画化に足を運んでみたものの
西島とミポリンの昭和的な絡みシーンや、25年後の出演者たちの不自然なメイク。
こんなストーリーだったかなーと思いながら特に感情移入もしないまま終わってしまった。残念。