The Red Violin
彼女も遂にストラリヴァリを持つ身となった。
さて「レッドヴァイオリン」とは、ご存知の方も多いと思うが、
17世紀後半、イタリアのクレモナ(弦楽器発祥の地)で誕生した赤く
塗色された実在のヴァイオリンである。
これが稀代の名器で数奇な運命をたどった。
ヴァイオリンはアンドレア・アマティーの手によって16世紀初頭に
誕生した。名器と言われるヴァイオリンは少なくないが、現代では
室内楽なら「アマティー」多人数のホールでは、「ストラリヴァリ」と
いう定説?になっている。
ストラリヴァリは音がよく飛ぶので大勢の聴衆の前で弾くのに最適と
言われ珍重されている。ストラリヴァリは2代に亘って1200~1500挺
作られたと聞く。
ただ現在何挺残っているかは定かでない。
博物館、蒐集家、欧州の貴族等がかなりの割合で所有・保管している
ようだ。
そんな関係でストラリヴァリは世界的なオークションにかけられる
場合が多い。
しかし2年に一度位と数は少なく、全てがベストコンデションでは
ないと聞いている。
値段は天文学的な数字らしい。
さて川井郁子であるが、舞台での悩ましくも華麗な容姿とはうらはらに
普段の彼女はごく普通の華奢な感じの女性である。
名器ストラリヴァリを手中にして益々の活躍を期待したい。
Glamorous Life
プリンス・ファミリーが送り込んだセクシー・パーカッショニスト、シーラ・Eのデビュー・アルバム。
プリンス独得のハンド・クラップとリズムのニュアンスが全曲に散らばりオトナのダンス・ミュージックをつくりだす。
'84年に全米チャート7位まであがった“グラマラス・ライフ”は名曲。