s(o)un(d)beams+ [DVD]
女性シンガーSalyuとCorneliusの小山田圭吾が組んだユニットsalyu×salyuから昨年届けられた「s(o)un(d)beams」は、
複雑怪奇なボーカル表現や声に各処理を施し素材として扱う等実験的な試みに溢れ、新たな「うたもの」の形を提示した
傑作だった。普段ライヴには関心が薄いのだが、本作のライヴが行われたということ自体に強い興味が湧いた。ヘッドフ
ォンを通し四方八方から飛んでくるボーカル表現をどうやってライヴで再現するのか?一番の関心はそこだ。本ライヴは
去年の11月1日、よこすか芸術劇場でのライヴ(全17曲約100分)の模様を収録。
ライヴの肝はやはりボーカル表現。原盤ではSalyuが多重録音により対応した複雑なボーカル表現をライヴでは「salyu×
salyu sisters」なるSalyu自身を含めた4人コーラス隊にて実現。特筆すべきが、Salyu以外のコーラスメンバー全員の技
量だ。ライヴ映像を観れば分かるが、各人共にリードを取れる実力派揃い。声質自体はSalyuに似た人揃いではないが、
この4人のコーラスがなんとまあ気持ち良くハモること(アカペラ・ナンバーが実に美味)。一方その粒揃いの歌手達の中で
も抜きん出た存在感を示すSalyuの声のオーラが圧倒的。「心」の突き抜けん程の高音部の伸び等原盤より生々しい。
加えて凄いのがバンド隊。小山田氏(g.b)を始め、ASA-CHANG(ds)、大野由美子(b.key)、高井康生(g)と音楽好きなら期
待するなと言う方が無理の凄腕揃い。ライヴではバンドの演奏が前面に押し出され原盤よりもグルーヴ感がある。
例えば「ただのともだち」。舞台中央にカチカチ鳴るメトロノームを置き、原盤のボーカル処理を4声(人)に分け行う。高速度
下での各声部の絡みが難しいことが視覚からも分かるが、まるで1人で歌っているかの様な見事な4声の一体感は一種の
曲芸と言っても良い程、相当な練習量を重ねたに違いない。
本ライヴでは原盤曲の合間に6曲のカバーをうまく挟み込み、観るほうもつい力が入りがちな緊張感ある流れの中で楽しい
オールディーズ、アコギを据えたカントリー風ナンバー等が良い息抜きになっている。
本編は勿論、3曲置かれたアンコールがまた良い。ファンク・ロック色強い「Mirror Neurotic」では、本編の前衛色強い流れ
に若干ステージとの距離を感じた客席が湧いただろうし、最後に置かれたLenon Sistersのカバー「May You Always」の
しっとり甘いコーラスは、ライヴ開始の時点では予想もしなかった程幸福感に満ちた余韻を残す。
また本DVD。5つのミュージック・クリップと2種のライヴPR映像(詳細は商品説明欄にて)が付随するが、最も印象的だった
のが「ただのともだち 分割Ver」のクリップ。4分割された画面に4人のSalyuが映り、4声部をそれぞれ歌うというシンプルな
創りだが、ずっとこの曲の仕掛けを知りたかった私には、自分の頭の中で絡まっていた旋律線が、4本の糸となってきれいに
解けていくことへの快感を覚えた。それと共に相当緻密に設計されただろう原曲の楽譜に興味が湧く。
高水準のコーラスとバンド演奏ががっぷり四つ組み、真にプロフェッショナルなライヴというものを久々に堪能させてもらった。
s(o)un(d)beams
コーネリアスと組む、というニンマリするニュースから想像出来た音より数段上。
まさかここまでの高揚感を得られるとは予想を遥かに上回る完成度です。
トラックは本当に細かい箇所まで練られてます。一気に頭に入れるにはちょっと無理です。
歌詞も見事にミックスし、ボーカルも時にはUAを連想させる。
特に後半「レインブーツで踊りましょう」あたりからかなりのヤバさになります。
最後の「続きを」は名曲ですね。
購入直後に重ねて一気に5回リピートしました。まだ全然足りない。
salyuが登場した時のような嬉しい感覚を再度体験出来ること請け合いです。
森ガールvalon vol.2 (タツミムック)
すっごく春らしい色合いのまばゆい表紙で、
はじめて手にとったとき、気持ちがパッと明るくなりました!
前号で不思議な重ね着を披露してくれたSalyuちゃんが、
今回は薄着になって素敵な雰囲気をふりまいています。
表情やたたずまい、空気感、すべてが澄んでいて…
Salyuちゃんは憧れのアーティストです。
今度ライブに行くんですが、ますます楽しみになってきました〜。
あと、トクマルシューゴさんもいい感じ。
無印良品のCMの曲とかトップランナーの音楽を作ってる人なんですね。
今後、要チェックです。
うさぎのページは、前号のアルパカ以上にすごく萌えました!
友達がうさぎを飼ってるので、今度おさんぽに同行させてもらおうと思います。
私はどちらかと言うと「森ガールでしょ」とか分類されたくないので、
この本のベタじゃないテイストが気に入っています。
ハンドメイドや雑貨屋めぐりなど、カルチャー系のページもたくさんあって嬉しいです。
ブームの今だけじゃなく、ずーっと続いて欲しい本です!
女性シンガーSalyuとCorneliusの小山田圭吾が組んだユニットsalyu×salyuから昨年届けられた「s(o)un(d)beams」は、
複雑怪奇なボーカル表現や声に各処理を施し素材として扱う等実験的な試みに溢れ、新たな「うたもの」の形を提示した
傑作だった。普段ライヴには関心が薄いのだが、本作のライヴが行われたということ自体に強い興味が湧いた。ヘッドフ
ォンを通し四方八方から飛んでくるボーカル表現をどうやってライヴで再現するのか?一番の関心はそこだ。本ライヴは
去年の11月1日、よこすか芸術劇場でのライヴ(全17曲約100分)の模様を収録。
ライヴの肝はやはりボーカル表現。原盤ではSalyuが多重録音により対応した複雑なボーカル表現をライヴでは「salyu×
salyu sisters」なるSalyu自身を含めた4人コーラス隊にて実現。特筆すべきが、Salyu以外のコーラスメンバー全員の技
量だ。ライヴ映像を観れば分かるが、各人共にリードを取れる実力派揃い。声質自体はSalyuに似た人揃いではないが、
この4人のコーラスがなんとまあ気持ち良くハモること(アカペラ・ナンバーが実に美味)。一方その粒揃いの歌手達の中で
も抜きん出た存在感を示すSalyuの声のオーラが圧倒的。「心」の突き抜けん程の高音部の伸び等原盤より生々しい。
加えて凄いのがバンド隊。小山田氏(g.b)を始め、ASA-CHANG(ds)、大野由美子(b.key)、高井康生(g)と音楽好きなら期
待するなと言う方が無理の凄腕揃い。ライヴではバンドの演奏が前面に押し出され原盤よりもグルーヴ感がある。
例えば「ただのともだち」。舞台中央にカチカチ鳴るメトロノームを置き、原盤のボーカル処理を4声(人)に分け行う。高速度
下での各声部の絡みが難しいことが視覚からも分かるが、まるで1人で歌っているかの様な見事な4声の一体感は一種の
曲芸と言っても良い程、相当な練習量を重ねたに違いない。
本ライヴでは原盤曲の合間に6曲のカバーをうまく挟み込み、観るほうもつい力が入りがちな緊張感ある流れの中で楽しい
オールディーズ、アコギを据えたカントリー風ナンバー等が良い息抜きになっている。
本編は勿論、3曲置かれたアンコールがまた良い。ファンク・ロック色強い「Mirror Neurotic」では、本編の前衛色強い流れ
に若干ステージとの距離を感じた客席が湧いただろうし、最後に置かれたLenon Sistersのカバー「May You Always」の
しっとり甘いコーラスは、ライヴ開始の時点では予想もしなかった程幸福感に満ちた余韻を残す。
また本DVD。5つのミュージック・クリップと2種のライヴPR映像(詳細は商品説明欄にて)が付随するが、最も印象的だった
のが「ただのともだち 分割Ver」のクリップ。4分割された画面に4人のSalyuが映り、4声部をそれぞれ歌うというシンプルな
創りだが、ずっとこの曲の仕掛けを知りたかった私には、自分の頭の中で絡まっていた旋律線が、4本の糸となってきれいに
解けていくことへの快感を覚えた。それと共に相当緻密に設計されただろう原曲の楽譜に興味が湧く。
高水準のコーラスとバンド演奏ががっぷり四つ組み、真にプロフェッショナルなライヴというものを久々に堪能させてもらった。
photogenic(初回限定盤)(DVD付)
すごく爽やかなアルバムです。
聴いていて清涼感があります。
そして元気になります。
Salyuの張りのある歌声と爽やかなメロディが爽やかな気持ちにさせてくれるんだと思います。
これからの季節〜夏にかけてもガンガンかけたい曲がいっぱい入ってるなーって思いますので、おでかけの時、ドライブの時なんかに聴きながら〜っていうのもオススメだと思います◎