SAQトレーニング―スポーツ・パフォーマンスが劇的に向上する (BBMDVDブック)
SAQがわかりやすく、DVDもついているので、便利です。ネタに困っている指導者の皆さん、自主トレのネタを探している人にお勧めです。球技をやっている人のトレーニングにも
いいと思います。
「 1対21 」 のサッカー原論 「 個人力 」 を引き出す発想と技術
個人の力があってこそのチームプレイ、戦術であることを、そしてよりプリミティブな基本技術の精度の高さこそが
より高い次元に昇る為の源泉であることを指導者の立場から喚起せんとする意欲作であり、
現場での永年の指導と自らの経験知をベースに、昨今の戦術論に傾き過ぎたサッカーへの批評に一石を投じている。
サッカーは監督の指す将棋ではないこと、個々のプレーヤーの能力を掛け算で最大化=最強化・最適化するのが
監督=マネージャーの責務であること、その方向性を理解し選手自身が全員でその体現を図ることがサッカー本来の
あるべき姿であり、戦術とはある意味で表層に過ぎないというところだろうか。
1対21とは1人のプレーヤーが10人の味方の在り方を知り、敵の11人の在り方を察知した上で、
自らがどのようなプレイを選択していくのかが重要であり、チーム戦術の前に、グループ戦術があって
グルーフ戦術の前に個人としてのプレイの選択があるという当たり前のことに敢えて回帰することの意義を
伝えたいのだと思う。文章がやや単調で熱く語る部分が伝わり難い(元々クールな書き口でもあるが)し、
さらっと読むと何を今更?と流してしまいそうになる気もするが、個の力とチームの力の在り方を
改めて論じた点は温故知新で却って斬新ではないか?尤も本気で育成に取り組んでおられるプロ
からすれば当たり前のことに過ぎないのかも知れず、それだけ世の戦術論がいかに空疎であるか
ということかも知れない。今後の日本サッカーの飛躍、ザックJapan各位の勇躍を期待したい。
ミカサ フットベースボール2号 日本フットベースボール協会公認球 小学校用 F2-CR
子供がキックベースをしているので、購入しました。小さな箱にペッタンこで(空気が入ってない状態)で送られて来ます。
うちは、以前買った自転車の空気入れにボール用の針が付いていたのでふくらますことができましたが、ボール用の針を持っていない人は、
スポーツ店などでお願いしないとだめですよ。。。
サムライブルーの料理人 ─ サッカー日本代表専属シェフの戦い
「侍ブルーの料理人」という本を読み終わりました。サッカー日本代表専属シェフが書いた本です。最初目にした時からものすごく気になった本で即買ってしまいました。
普段はJヴィレッジで働いている西シェフ。前にも気になって代表の食事というのをよくネットで検索していたので名前だけは知っていましたが、想像よりも全然若いシェフで驚きました。
ジーコ、オシム、岡田、ザッケローニと、4人の監督のそばで料理を作り続けている彼が淡々と今までを振り返り、苦労したことやちょっとした思い出を書き記している本です。かなり淡々としているので興味のない方にはまったく面白くない本かな?と思います。
でも、「6月の歌を忘れない」(←タイトルあってたっけ?)などのサッカー日本代表のビデオなどを見ていて代表選手の食事というのに凄く興味があった私。。TOPアスリートの食事ってもんに興味があった私としてはとても興味深く読ませていただきました。
結論としては、代表選手も割りと普通のモンを食べてるんだなーってことです。けれども、作る側からしたら普通じゃない環境で日本人にとっての普通の食事を作るのかがいかに難しいことなのかを想像していました。
アウェー戦ってのは、水すら日本から空輸したものしか飲まないとかかなり徹底している状況と聞きます。そんな中、食材なんて買えるわけもなく、食材すらも日本からの空輸がほとんどでしょう。それに加えて日本代表という特殊な環境。場合によっては一ヶ月、それ以上自宅を離れ、マスコミに追われ、常にピリピリした中で暮らしていく、そんな中での食事というには唯一に等しい安らぐ時間なんだろうなぁというのは想像できます。
代表なんかと比べる事は出来ませんが、私も最長で1年ちょっと日本を離れたことがありますがやはりきつかったような気がします。かなり長い時間お寿司やお好み焼きや日本のカレー、お菓子なんかが食べれないのはやっぱり寂しかったですね。
自由な私でさえ寂しいのだから、そんな精神的に張り詰めている選手達はもっと食に楽しさを求めているはずです。
日記風のこの本を読んでいると、遠く南アフリカの地でもラーメンとか、カレー、焼きそばやお好み焼きなんかをだしてたそうです。そら選手も嬉しいですよね。代表だからこそ、長期にわたる合宿だからこそ偉そうじゃない、普通のメニューになるんでしょうね。毎日高級でえらそうな食事だったら絶対嫌になりますもん。
これって絶対大事なことだよ!!
たとえば、今回の北朝鮮戦、日本代表はほとんどの食材を取り上げられてしまったとの事です。米はもちろん、ほとんどのおやつ類。この本ではアスリートが炭水化物を摂取するのがいかに大事かを何度も繰り返し書いています。そうなると、このように米を没収されてしまうことはかなりの影響があったことでしょう。もちろんそれだけが敗戦の原因とは言いませんがメンタル面などに少なからずネガティブな影響を及ぼしています。
今回は2泊3日のアウェー戦でしたが、これが長期合宿だった場合には選手のストレスは相当なものだったでしょうね。
そしてこの本、巻末には実際に南アW杯にて、選手達に人気の高かったメニューがの何品かがレシピとしてのっています。ぜひ自分でも作ってみて「あぁ、俺って今、本田や遠藤がたべたものと同じやつ食べてるんだなぁ」とプチ幸せを感じたいと思っています。
そして、機会があれば福島の彼のレストランに行きたいなぁって思っていたのですが、去る震災の影響により現在Jヴィレッジは対原発の前線基地となっております。いったいシェフ達はどうしているのでしょうか。どこか別のところで日本のスポーツと関わっているのでしょうか、それとも日本のために原発と戦うみなさんのために食事をつくっているのでしょうか。気になるところです・・・
もしくわ、日々続いているW杯予選、五輪予選へと帯同しているのかもしれませんね。
いつかは絶対食べたい料理の一つです。