セルジュ・ゲンズブール全集
男の子たちの、性的な欲望や妄想を具現化し、メディアによって宣伝、
ブロマイド、レコードなどで利益を上げる、いわゆるアイドル産業
フランスでは、フレンチ・ロリータと言うのですが、そのフレンチ・ロリータの
創始期、歌姫たちに楽曲を提供していた、シンガーソング、ライターの一人である、
フランス・ギャル(夢見るシャンソン人形)(アニーとボンボン)
フランソワーズ・アルディ(さよならを教えて)
などはゲンズブールの作品なのだ、
それではこのアルバムに話を戻そう!
この作品には歌詞カード&対訳が付いていないのが残念、解説も有るには有りますが
ごく簡単な物である、資料性は無いと言って良いだろう、
しかしこの値段で2枚組、しかも代表曲は殆んど収録されている
All Time Bestと言う事で、おすすめしたい作品である、
シェルブールの雨傘 [Blu-ray]
数ヶ月前に購入したDVDの画質のよさに感動し、改めてこの作品の名画たるゆえんをじっくり味わいました。この作品は映画史に残る傑作です。
そして、いよいよBlu-rayの登場です。「うまい商売するなぁ」というのがまず第1の感想。
そして、いよいよ本編へ。「え〜〜〜っ???」確かに古い映画なので、期待しすぎの部分もあったのでしょうが、デジタルリマスターとはいえ、画質が全くDVD並ではないか??!!ほんの薄ーい膜を一枚はぎ取っただけのような画質です。
しかも、体裁もDVDの方が金がかかっている感じ。ボーナストラックDVDに、ピクチャーカード数枚というのもDVDと同じ構成。DVDにはなかったA4版ほどのドヌーヴのポートレート(ジャケットと同じ写真)が付いていましたが。
作品自体は文句の付けようがありませんが、この商品自体はBlu-ray版「○ュー・シネマ・・・・」と同様に、☆3つと言うところです。
しかし、この作品は、もともとエンドロールがない映画なのでしょうか?ミシェル・ルグランによる名曲にのって深い感動のラストの後、画面が暗転し、いきなり「製作会社名○○」では、興ざめもいいところ。エンドロールで余韻に浸りたいと思う数少ない映画の一つであると思うのですが・・・。
この映画を愛するが故に、正直に書いてみました。
画質的にはDVDでも十分鑑賞に堪えうると思いますが、Blu-rayとあんまり値段が変わらないのですね・・・・・。そして、高い。
シェルブールの雨傘 デジタルリマスター版(2枚組) [DVD]
はじめて観たときの衝撃は凄かったと記憶する。
とにかく、すべての台詞にメロディがついていることが凄い。非常に手間のかかる製作だっただろうと思われる。
アメリカ製ミュージカルを見慣れていたので、違いにびっくりした。
原色をちりばめた画面も強烈だ。夢の世界のようにみえた。
ストーリーはそれほど凝ったものではない(主演の二人が「好きだ」「愛してる」と延々とやるのはまいるが…)が、ラストの再会のシーンは素晴らしい。あのシーンのために映画全体が存在しているかのようだ。
このDVDで十数年ぶりに再見したが、相変わらず衝撃をうけた。
ダンサー・イン・ザ・ダーク [DVD]
ミュージカルが好きで、昼間はプレス工場で働いている主人公セルマ。彼女はやがて自分が失明することを知っています。
そして愛する一人息子のために夜勤も始め、内職もします。
その理由は、遺伝でいつか自分と同じ運命になるであろう息子の目の手術のために、こつこつとお金を貯めているのです。
ストーリーは単純なのですが、観るべきところは圧倒的なセルマ(ビョーク)の存在感。あの歌声、演技。意図的にぶれ気味のハンドカメラの画像は観づらく、それはセルマの視界のようです。
ロードショーで観たとき、最初のミュージカルのシーンから、私はなぜか涙が止まりませんでした。
ミュージカルのシーンだけが、彼女の白日夢で、メイクも画面のコントラストも変わり、生きているようなセルマ、その声、その歌声が私の琴線に触れたのでしょう。
そして殺人。 これ以上のあらすじはあえて控えますが、これほど魂を揺さぶる声とこれほど暗いミュージカル映画は他にないと思います。
ビョークの個性が強すぎるので、生理的に受けいれられない方もいらっしゃると思います。事実、上映当時は最高!派と大嫌い!派にはっきり分かれました。
セルマが危機に陥ったとき、困ったとき、そのときに流れている音、リズムが突然ミュージカルに昇華し、ミュージカルが幻想なのか、現実が白日夢なのか、ミュージカルのときだけ、白っぽい画面が、カラーコントラストが鮮やかに変わり、セルマの表情が”生きて”いるのです。
そして、『秘密の約束』と息子のために、嘘の証言をします。そして衝撃の結末。
ダンサー.イン.ザ.ダーク。 暗闇のダンサー。
白日夢の中、暗闇の中でしか生き生きと出来ないセルマ。現実の中では彼女は自虐的です。
ロードショーの時、幕が下りてから、明日も絶対見に行こうと決めました。が、この興奮が2回観ることによって薄れるのであれば、しばらく経って観ようと思いました。そして7年ぶりに先日観ました。
それで一番印象に残った台詞、 『ここは静かすぎるわ。』です。
Catherine Deneuve―perfect style of Deneuve カトリーヌ・ドヌーヴ パーフェクトスタイルオブドヌーヴ (MARBLE BOOKS Love Fashionista)
同シリーズと同様の構成で、かわいらしいフォトスタイル本です。ファッションのフォトはお洒落の参考になりそうです。バルドー版ではメイクアップの記事もありましたが、これはなかったのでちょっと不満かな…。さらっと見るには満足出来ると思います。ソフィア・ローレンの版が出来る事を期待してます?