結婚なんてしたくない
5人の人生が絡み合いながら順不同に描かれているにも関わらず非常に読みやすかった。途中から大筋が読めてくるのだが、それでもテンポがよいストーリに引き込まれてしまう。個人的には香澄との出会いがきっかけで変わっていくナンパ大好き男が好きだった。結婚や子供にしばられず自由に生きたいと思いながらも、かわいくて、元気で、わがままを言わない子供に触れながら徐々に結婚も悪くないと思っていく様子は非常に共感できた。過去に別れた小児科病院の女性の言動もとげがあったが優しくて心が温まった。
水のないプール デラックス版 [DVD]
私が27、8才でテレビの深夜映画の虜だった頃、『水のないプール』というタイトルに惹かれて、
買いたてのビデオデッキで録画をしたのを覚えています。
その当時の深夜映画は放送時間内に収めるために、かなりカットされて放送されていたように思われます。
それでもその当時かなり刺激的な(27、8才でも)映画であったので、結構繰り返し観たのを覚えています。
内田裕也氏の故意に下手な演技なのか地の演技なのかわからない、何処にでも居そうで居ない
妙に親近感の沸くキャラクターと中村れい子嬢の無感情がゆえに余計に魅力的でセクシーな
キャラクターが織り成す犯罪ロマンが、今観ても強烈に輝いて見えるのは私だけでしょうか・・・。
BE×BOY(ビーボーイ)CD COLLECTION ハート・ストリングス
原作未読ですが、亜樹良のりかず先生好きなので、取り敢えず聴いてみました。
購入の決め手は黒田さんが榊の声されてたんで購入に至ったんですが、流石黒田さん!
ヤクザ=黒田さんって位ぴったりで良かったです。相手役の遊佐さんも良い声してるのでホスト役がぴったりでした。なかなか良かったと思います。
意外と流れ的にもスムーズで、さらっと聴けるのではないでしょうか。
欲を云えばフリートークが無いのが残念でした。
逆転裁判 (1) (ヤンマガKCスペシャル)
人気ゲームシリーズ『逆転裁判』のコミック版。
このゲームはニンテンドーの携帯ゲーム機をプラットフォームに展開している、被告人の無罪をかけた、弁護士と検察の法廷バトルをテーマとした作品で、弁護士対検事の丁々発止のやり取り、リアリティよりは見た目の派手さを重視したトリック類、山あり(過ぎ)谷あり(過ぎ)のジェットコースター然としたストーリー展開、テンポの非常に良い会話の応酬、極めて派手なリアクションを誇る個性豊か過ぎる登場人物達etc.ネタがぎっしり詰まったテキスト系ゲームの傑作と評価しています。
ただ、ゲームならではの「プレイヤーとして参加している感覚」が大きな魅力でもあるだけに、読み物にして大丈夫かとの不安もありましたが、全くの杞憂でしたね。
このコミック版は、ゲーム中のシナリオをコミック化したモノではありません。読み物として楽しめるシナリオを新たに準備し、逆転裁判の個性豊か過ぎる面々を活かしつつ、コミック版オリジナルの展開を描き出しています。
ゲーム版は、メインが「法廷バトル」であるだけに、事件発生後にストーリーが始まるパターンが多いのですが、コミック版では、(今の所)事件発生前の段階から主人公が巻き込まれており、ゲーム版よりミステリー色が強くなっていますね。ゲームならではの緊張感や臨場感は残念ながら出せていませんが、読み物としてはこの路線で正解でしょう。
それでも雰囲気と言うか『逆転裁判』らしさを充分に意識したシナリオ構成や作画を重視しておられるのは好印象。特に作画面では、本編に沿ったデフォルメや表情の崩し方と違和感の無いキャラデになっていて、ファンにはとても嬉しいですね。
本編にもあったあんなシーンやこんな地名等が登場するものファンには見逃せない。コミック版独自の路線ながら、ファンをちゃんと意識した制作スタイルを採っている点は評価できると思います。原作にこだわらない方なら是非。
逆転裁判 女検事・狩魔冥編 (講談社プラチナコミックス)
悪くないと思います。トリックもしっかりしています。しかし、原作ファンは法廷シーン
でちょっと違和感を感じると思います。ゲームとはちがい、証人が矛盾なくあっさりみたことをいうだけでおわったりします。あと、意義あり!!
のところもなんか違和感をかんじます。
でも、絵も結構うまいし、探偵パートでの狩魔検事の体重のくだりはとてもおもしろかったです。
なので、買って損はないと思います。