ブレンパワード〈1〉深海より発して (ハルキ文庫)
アニメとセットで見ることをお勧めします。
アニメでわかりにくかった登場人物の心情や、
世界を構成する用語が説明されているので、
これを読むと非常にアニメに入りやすくなります。
書いているのが、富野さんではないので、
富野節は抑えめです。そのあたりを期待すると
少々期待はずれ感があると思います。
ブレンパワード リマスターBOX [DVD]
SFらしからぬ非論理的なストーリーや脚本は、見る人にそれを許容できる感性を要求します。この作品のファン層の狭さの原因はこの点に尽きるでしょう。
テーマも独特で、"オーガニック"や"雄・雌"などをキーワードに物語が進みます。有機物でできたロボットは馬のように振舞いますし、人間を表現する上では性別や動物的本能を際立たせています。
こういったことをSFで表現する必然性があるかないかはともかく、生々しくも暖かな物語の作品です。
私個人は、こういった映像こそ"ビジネス製品"ではなく"作品"と呼べるのだと思います。
坂本真綾 シングルコレクション プラス ハチポチ
たまたま「菅野よう子」の名前でヒットして気になったので何気なく聴いてみました。
今まで菅野よう子さんをNHKのドキュメンタリや攻殻機動隊で知っていて好きだったのに、
なぜ坂本真綾さんを聴かなかったのだろうと恥ずかしくなってしまいました。
クリアでのびやかなヴォーカル。美しい旋律。聴きやすくすっと心に染み入ってきて、
ファンでなくても充分楽しめます。
晴れた日にのんびり聴いてリラックスするのもよし、静かな夜にそっと聴くのもよし、
マルチなアルバムです。これから全作品チェックしたいです!
(2011/08/22追記)
遊佐未森さん、ZABADAK、白鳥由里さんなどのファンの方にはたまらないと思います。
歌詞がシンプルなので、坂本美雨さんや矢野顕子さんとは少しテイストは違いますが、
どこか彷彿させられるところはあります。ご参考までに。
∀ガンダム ― オリジナル・サウンドトラック 1
マルチ音楽人間菅野よう子と、もはや日本アニメ界に欠かせない存在になったワルフィルのコラボにハズレはない。
ターンAガンダムの世界は、現代の我々の文明が一度滅んで新たに復興した時代。世界中の音楽を自由に組み合わせる菅野よう子にこれほどふさわしい時代はない。何でもOKなのだから。
ブルガリアンボイスっぽい音楽で始まり、アミニズムを感じさせる踊りの音楽あり、近世的・未来的軍靴の雰囲気あり、そして名曲として残るmoonあり。
菅野ワールドへようこそ。