ロマンツァ
竹澤さんの演奏をライブで聴き、その感激から当CDを購入しました。
ライブでの感想として演奏が始まると同時に音色の素晴らしさに圧倒されました。柔らかくてしかも力強い音色、流れるような音の連続はまさに楽器が歌うとも言えました。
使用されている楽器はストラディヴァリウスとグァルネリとの事ですが名手との幸運な出会いが素晴らしい音色を生み出していると思いました。
説明書によりますと当CDの演奏にはストラディヴァリウス”ハンマー”が使用されています。(竹澤さんが2005年まで使用されていたこの楽器は2006年のクリスティーズのオークションで当時としては史上最高値の354万ドルで落札されています。)
このCDはよく知られた曲が13曲入っています。竹澤さんの力量が遺憾なく発揮されている演奏の連続です。録音も申し分なく素晴らしい音色を十分に堪能できます。
プロコフィエフ:VNソナタ集
このアルバムで初めてプロコフィエフのソナタを聴きましたが、一度で好きになりました。
竹澤さんの演奏はヴァイオリンになじみのない私にも明快で、この曲の良さを教えてくれます。
また、主役のヴァイオリンもいいですが、伴奏のピアノが実にいいです。
プロコフィエフのピアノソナタがお好きな方なら、第1番の第2楽章など、きっと気に入るだろうと思います。
クレーメル、ギル・シャハム、庄司紗矢香なども聴きましたが、ピアノ伴奏はこのアルバムが一番ではないでしょうか。
NHK名曲アルバム エッセンシャルシリーズ15 サンタ・ルチア イタリア(3)
タイトルの「サンタ・ルチア」が聴きたくて購入しました。とても良かったと思います。錦織健氏が歌っておられます。
ほか、個人差があるでしょうが耳慣れた曲ばかりなので、1枚フルに楽しめると思います。個人的に嬉しかったのは、ラ・カンパネラと奇想曲第24番(カプリース第24番)が収録されていた事でした(タイトルしか見ずに求めたので収録されている事を知らず)。
ここの情報紹介では歌手や楽器が分からないのでその点が少し難かもしれないですね。例えばラ・カンパネラはピアノ演奏で…等。しかし奏者が掲載されているのである程度は測れます。
書いていないものとしては2,3の歌を錦織健氏が。8が福井敬氏。9が緑川まり氏。
あとインデックスにはそれぞれの作品の解説が各10行程度で纏められています。
サンタ・ルチアの原曲(?)を聞きたいと思っていたので、日本語で歌っておられたのが少し残念、それで星マイナス1にしました(しかしこれはCDジャケットを直に見てもわかりませんが)。
クラシックCDこの1枚~101曲いいとこどり
INDEXとしてはいいと思う。小学生の子供が、あ、これ知ってる!と言ってクラシックに
興味を持ち、ちゃんと聞きたくなるというケースもある。ただ、これで網羅というには
程遠いので、2枚組み200曲くらいでもよかったのではないか?
あと、やっぱり曲ごとに1行でもいいから解説がいるよ、こういうのは。
とにかくクラシックCDを聴いたことない人が、好きなのを探す分にはアリです。