ピアノ・ブルース [DVD]
マーティン・スコセッシのブルース・ムービー・プロジェクトのなかの一つ、なんてことはどうでも良く、なにはともあれ、イーストウッドの新作が観れるのは、幸せだなあ。
「メ〇ラのアル中」とエルヴィス・コステロは学生服の頃、アメリカの某所でパンクらしい暴言を吐いてボコボコニされたらしいが、レイ・チャールズの最後の映像だそうだ。様々なブルースの定義。老いさらばえたデイブ・ブルーベックは、とつとつとブルースのスピリチュアリティを語ったかと思うと哀切なピアノ・ブルースを弾き始める。
クリント・イーストウッドが語るワイオミングの大平原でのファッツ・ドミノのブルースを撮影したときの美しい挿話。撮影中に出くわしたヘラジカの群れは、ファッツの演奏が終わるまで、じっと動かず聞き入っていたらしい。「誰もがブルースを愛している」
Fats Domino Jukebox: 20 Greatest Hits
多種多様なベスト盤が出ているが,ジュークボックス・ヒッツを20集めるというのは,コンセプトとしてもボリュームとしても,ちょうどいい。ニューオリンズの人Fats DominoはロックンロールとR&Bの境界線上の人,そしてその功績ゆえに,米国音楽史上に名前を残す偉大な人物である(なにせヒット曲が少なくとも20曲はある!)。その偉大さがあだになって,黒人音楽が好きな人間には,何か遠い存在のように感じられるのだが,虚心坦懐に(?)聴いてみると,そのすばらしさは,じわじわとしみこんできて,逃れられなくなるのである。というのが,僕の経験なのであった。前半はモノラル録音,後半はステレオ録音だが,個人的には前半の音が好き。ジュークボックスだもの。
ビートルズ・ビギニングス:クォーリーメン2-ロックンロール
このアルバムはビートルズが初期にクオーリーメン、またはクオリーメンと名乗っていた頃にカヴァーしたオリジナルのロックンロールの曲を集めたオムニバス盤です。曲目はEMIからデビュー後に歌われた有名なロッカーのオリジナル曲は現在でも入手できますが、国内で入手が困難な曲も含まれている貴重な一枚と想います。僕は初期から解散するまで、ビートルズがカヴァーしたオリジナル音源を可能な限り集めてきましたが、選曲も素晴らしく、こんなアルバムが欲しかったと!お薦めのアルバムです。ロッカーはE・プレスリーやF・ドミノなど多彩な顔ぶれになっています。当然、1957年に最初にビートルズがステージ立って歌った曲も入っています。また、解説書はビートルズの活動の軌跡や主なロッカーの経歴も記載されているのも魅力です。
もし、このアルバムを購入するのでしたら、同じシリーズのBeatles Beginnings‐Quarrymen One:Skiffle-Country-Westernも同時購入をお薦めです。こちらは本当に初期のビートルズ、スキッフル・バンド時代のレアなオリジナル音源満載です。
グッデイズ~ロックンロール50
このアルバムはロックンロールおよびロカビリーというロックのジャンルの代表的な楽曲をたくさん収録した日本初とも言うべき本格的ロックンロール・アルバム
しかもエルヴィス・プレスリーもパワー溢れるロックで登場
ラ・バンバ、オー・プリティ・ウーマン、カモン・エヴリバディ、ジョニー・B・グッド、監獄ロック、ロックンロール・ミュージック、ハウンド・ドッグなど有名な曲もたくさんある。
古き時代のロックの良き教典とも言うべきアルバムだ。
しかも豪華な2枚組
もう、これはたまらんわ
是非、買って損すること無し
ロックンロール....つまりロカビリーというのかな。
現在のハードコア、インダストリアル、ヘヴィ・ロック、デスなどと異なり、このロックンロールは激しくて荒々しくても、とても楽しげで明るい感じのもの。
そこからの派生で登場したアーティストが....。
ビートルズ
ローリング・ストーンズ
ボブ・ディラン
ザ・フー
ヤードバーズ
クリーム
ジミ・ヘンドリックス
エリック・クラプトン
ジェフ・ベック
ジミー・ペイジ
ドアーズ
ジェファーソン・エアプレイン
サンタナ
シカゴ
ヴェルヴェット・アンダーグラウンドとルー・リード
イギー・ポップ&ストゥージス
レッド・ツエッペリン
ディープ・パープル
Tレックス
デイヴィッド・ボウイー
アリス・クーパー
クイーン
キッス
エアロスミス
ヴァン・ヘイレン
セックス・ピストルズ
ラモーンズ
クラッシュ
ブルース・スプリングスティーン
ポリス
エルヴィス・コステロ
モトリー・クルー
ボン・ジョヴィ
U2
マイケル・ジャクソン
などなど大多数なのだ。
でも今のロックの世界はこのロックンロールを「古すぎる」とか「軟弱」というふうにある意味考えている面があるので、ロックンロールとはあまり関係なくなってしまったのかなと思うトコロがあります。
でもクイーン、エアロスミス、ビートルズ、ボン・ジョヴィ、マイケル・ジャクソン、ローリング・ストーンズ、U2、キッス、セックス・ピストルズ、ディープ・パープルなんかを好きで聴く若者だけには是非おまけに聴いて欲しいのだ。
70年代、80年代の頃はふつうの若者の世界の中にもロックンロールはある意味結構取り込まれたり、吸い込まれたりしていたのに.....。
今の時代は変わったのかな。
Goin Home: Tribute to Fats Domino
皮肉にもキライなE・ジョン、W・ネルソンが結構気持ちよく唄ってるのには(・_。)ズリッ
J・レノン&P・マッカトニーがそれぞれ、目立って&目立たないでカヴァーしてるのが面白い。R・ニューマン、N・ヤングがそつなくファツツ似で唄ってるのは微笑ましい。
C・B・レイ(?)のOne nightは盛り上がり、N・ジョーンズは粋な弾き語り。
L・ウイリアムス(カントリーシンガーだと思ってた)も渋いし、1番はI・トーマス&M・
ボールの軽快なR&B?だ。
80歳に喃喃とする現役Rockerに幸いあれ\(^_^)/