佐賀のがばいばあちゃん (徳間文庫)
「もみじまんじゅう!」ってやってるB&Bの島田洋七さんの幼少時代を描いた作品。読むのが遅い私でも2時間程で読みきりました。早い人なら、1時間かからないと思います。
幼い頃佐賀でばあちゃんとの2人暮らし。そして貧しい田舎暮らし。
しかし!そんな中楽しく生きていく。これもがばいばあちゃんのおかげである。
作品中いろんながばいばあちゃん語録が出てくる。その度に私の琴線に触れるものがありました。そして、なんかあったかくなる。
ブランド物、高級車、海外旅行、そして金。金銭・経済至上主義になりつつある現代に、なにか問いかけてくるような気がします。
豊かな暮らしの中に埋もれて、気が付かない大切なものを教わる本・・・。
『金=幸せなのか?』我々は今この命題を考える必要があるだろう。
島田洋七さんのがばいばあちゃんが残してくれた大いなる「遺産」を読む価値は当然にあります。