マコちゃんのリップクリーム(6) (シリウスコミックス)
キャラやキャラ関係の掘り下げが他の巻に比べて多かった気がします。
今まで見えなかったキャラ達の一面(本性?)がいろいろ出てきます。
その分、笑いの要素はいつもより少なめかな?と思いました。
清輪くんのお姉ちゃん登場に加え、奥様キラーとして登場したドン=K=ヌッツォも再登場します。
また、ザイアー主役の外伝があるので、ザイアーファンは必読です。
尾玉なみえ短編集 脳酸球 (シリウスコミックス)
ミーハーなサブカル君というアイロニカルな矛盾
「個性的でありたい」という願望自体、誰もが持つものであり、没個性的。
「他の奴らとは違う自分」を演出するために様々なカルチャーをアクセサリーにする。
そして、こんな風に見せびらかす。
「俺、○○って映画が好きでさー!
あ、マイナーすぎたかな^^;
ごめんねオタクで。」
(話の流れを無視して、突如、全く無名ではない映画を語りだすが、内容が薄っぺら。)
「あたし、○○ってアーティストのファンなの。
やーん、歌詞が意味不明なんて言わないで〜、くすん。。。」
(話の流れを無視して、突如、いかにも系の擁護を周りの人間が嫌っているのを前提に始める。)
…きらってないヨ。イタいなと思ってるだけだヨ^^
そんな素敵アクセサリーBOOK!!
本棚に一冊いかがっすか?
これを買ったその日から、あなたも個性派カテゴリーの仲間!
嫌がる友達に無理矢理読ませて感想を強要してねっ☆ミ
マコちゃんのリップクリーム(7) (シリウスKC)
自称打切り作家、尾玉なみえ氏の第7巻です。
非実在小学生マンガと見せかけて
既知外のヒトビトが跳梁跋扈する
ファンタジーワールド全開加減は
ギャグ漫画家5年説なんて軽く打ち消してくれます。
それにしても羽海野チカさんの表紙は誰得なのでしょう、
本屋さんで一回スルーしちゃいましたよ、マジで
たおれて尊し!(1) (アフタヌーンKC)
はじめましてなみえ。尾玉フェア第2弾の『たおれて尊し』。感謝感激です。
連載中は単行本になるかどうか不安でしたけど、こうしてモノになったのを確認できて満足してます。
講談社に来ると妙に落ち着いてしまうなみえに少なからず不安があったけど、相変わらずの困った連中ばかりでほくそ笑んでます。
モノがモノなら古本屋で買おうかと思ったけど、帯が付いていなかったら意味が無いからとりあえず新品を買いました。
で、今気がついたけど、なみえのベーゼはモノホンじゃないのかな? 直なのは筆だけなのかな?
どちらにしても色紙ゲットを頑張るよ(本気度2%)。
また次もなにかあったら報告します。よろしこ。
ろば・ギャノン
純情パイン<完全版> (シリウスコミックス)
うすた京介さんが開けた、ギャグの風穴に、
うまくはまり込んだ尾玉さん。
打ち切りになりましたけどね、
これが「週間少年ジャンプ」に
連載されてたって、奇跡に近い快挙ですよ。
この漫画には、
手塚治虫も藤子不二雄も、
ジョージ秋山も、久米田康治も
「エバンゲリオン」もみんなぎゅうぎゅうづめに
押し込まれています。
僕が読んだ漫画の間違いなく、ベスト3に
入ります。
とにかくディテールが濃い!
元ネタ探しが大滝詠一くらいむつかしい・・・・。
だからといって、回顧的漫画ではまったくない。
「純情パイン」、まさにカルトです、
それも敷居の低いカルト。
この作者は一体どんな人生を送ってきたんだろう・・・。
人生や人間の機微、すべて把握してギャグに昇華していく
尾玉なみえ・・・。
なみ大低の賞賛ではこと足りません・・・。
あまりの才能のゆえ、大ヒットとは一生無縁でしょうが、
みなさん、わかりますよね?
この人のブチ切れ方?
完全版が出てるうちに、急いで口で吸え!!