スターダスト スペシャル・コレクターズ・エディション [DVD]
公開当時は何気なく選んだ作品でしたが、観終わった時に
「実写版のジブリ作品みたいだ!」と嬉しくなりました♪
ジブリで例えてはいけないかもしれませんが実写版の「ラピュタ+ハウル」でしょうか…
充実したストーリー、キャラクターは皆個性豊か!(特にデニーロ!!)
冒頭でなんてヤツ!と思うほどヒロインにヒドイ扱いをしていた青年。
めちゃくちゃ悪態をついて強がる無垢な少女。そんな二人もテンポ良くロマンスへ進行し、
大物俳優達が本当に楽しそうに意外なキャラで脇を固め、コミカルさも有り、迫力の戦闘シーンあり…
そして、納得のハッピーエンドで「あ〜楽しかった!」と映画館を出られました。
冒険活劇であり恋愛モノ。家族でも楽しめる作品だと思います。
リアルで重い作品を観過ぎて気持ちが落ち込んでいるときにもオススメです。
まずは鑑賞してみて下さい!!
レイヤー・ケーキ コレクターズ・エディション [DVD]
カジノロワイヤルでジャームズ・ボンド役を射止めたダニエル・クレイグが、その数年前に主演したギャング映画で、クレイグは麻薬密売人の役を演じている。
ネタバレになるので内容の詳細に触れることは控えるが、監督のインタビュー映像によると、本作はわずか400万ポンドの低予算で撮影されたという。製作会社はソニー・ピクチャーズ。
主人公やその仲間の謎めいた人物像の描写を軸にしてストーリーが綴られていく。当初、主人公と仲間の素性やバックグランドは敢えて隠され、昔のエピソードを小出しにしながら、少しずつ企みや裏切りが解き明かされていく。こういう手法は、派手なアクションが売り物のハリウッド映画と対照的だが、否応なく、次はどんな展開になるのかと視聴者をストーリーにのめり込ませていく。観客への見せ方までよく計算されおり、なるほど、これがイギリス人のつくるギャング映画かとうならされる。ボーン監督の初監督作品とのことであるが、複雑なストーリーが単なる自己満足に陥っていないところは秀逸だ。
監督が、ソニーが指定していたエンディング・シーンとは別に、それとはまったく異なるシーンを撮影しておいて、ソニー担当者のための試写会では後者のエンディングを使ったフィルムを流して不興を買ったが、その後、一般客向けの試写会で高評価を得ることで、最後にはソニーを納得させたというエピソードには、ボーン監督の反骨精神がよく表れていて小気味いい。
また、この作品には、Jボンドを演じたクレイグを彷彿とさせるシーンもあって、この映画がカジノロワイヤルでの抜擢につながったのだろうと納得した。
ギャング映画ファンだが、ハリウッド映画の派手なドンパチに食傷気味になっている人は、ぜひとも見てみることを勧める。テンポのいいストーリー展開にも妙味がある。