Classic Albums: Steely Dan - Aja [VHS] [Import]
当時の録音を聴きながら回想するシーンで制作秘話が沢山聴けるのですが、何よりもこのビデオ収録時のメンバーで数曲をスタジオで再演しているのがすばらしいですね。ただし、このDVDは日本使用のプレイヤーでは再生できませんので要注意です!
Pretzel Logic
74年発表の3rd。マイケル・マクドナルドが参加し全米4位のヒットとなった1.を含む初期の代表作。意味不明のジャケットとこれまた意味不明の邦題「さわやか革命」に当初は困惑した覚えがある。しかしながら一度聞くとこれがギャップになってアルバムの印象を高めるから不思議だ。アルバムは全米8位のヒットとなった。1.は前記のようにヒット曲だが、ジャズっぽい雰囲気で転調をくり返す、かなり難解な作りながら、手応えは爽やかで聞きやすい。(ある意味邦題は間違っていない) 2.は前作にあったクロス・オーヴァー色を更に深化させたかのような重圧な佳曲。3.はアコギが活躍する良く聞くとフォークっぽい曲。4.はメロディアスで明るいポップな曲で1stあたりを彷佛とさせる佳曲。5.はそのままジャズのインスト。6.はチャーリー・パーカーに捧げられた曲だが、比較的ストレートなロック・ナンバーである。8.も彼ららしいクロス・オーヴァー的なポップな曲。
バンド形態のスティーリー・ダンは本作を持って最後となり、次作以降はドナルド・フェイゲンとウォルター・ベッカー+αのようなレコーディング・グループとなる。彼らの評価は一般にそのレコーディング・グループ時代のものが高いが、個人的にはグループ時代の方が素晴しいと思う。このアルバムは初期とそれ以降の過渡期とも言える時期の作品だが、最も聞きやすくて楽しめる作品だろう。曲の素晴しさでは1stと良い勝負。
Aja
Ajaの初SACD化。発売前から、音質にこだわる宣伝文句が並べられていたが、前評判に違わぬ高音質であった。 唯一の不安要素であった、国内マスター使用に関しても杞憂であった。盤内の解説によると、オリジナルマスターテープのうち、Black CowとAjaは行方不明になっていることと、リマスターによる度重なる使用により、国内マスターの方がオリジナルマスターテープより、状態が良い場合があるとのこと。真偽は不明だが、過去最高音質であることは間違いない。 これまでの代表的な高音質CDはMFSL社のゴールドCDとフェイゲン&ベッカーによる、リマスター盤が挙げられるが、音色的にはリマスター盤近い。但し、音の鳴り方は軽く凌駕している。 音質的には文句なく、★5だが、難点はやはり価格。既に他のユーザーの方がジャケ等の体裁につき、詳細且つ的を射たレビューを掲載しており割愛するが、この値段で全タイトルをすぐに購入するのは厳しい。
Classic Albums: Steely Dan - Aja [VHS] [Import]
当時の録音を聴きながら回想するシーンで制作秘話が沢山聴けるのですが、何よりもこのビデオ収録時のメンバーで数曲をスタジオで再演しているのがすばらしいですね。ただし、このDVDは日本使用のプレイヤーでは再生できませんので要注意です!