野ブタ。をプロデュース DVD-BOX
修二は多かれ少なかれ僕らと重なるところがあると思う。
もちろん亀梨君みたいに輝いてはいないけれど、僕らも修二と同じように本当の自分だけで生きてはいない。かっこ悪さを隠したり、好きになってほしくて少しの嘘を身にまとったり・・・。少しの嘘はいつしか重い鎧のようになってしまうけど、それでも・・・今更裸になる勇気はもてなくて。
原作では修二がもっと完璧に修二を演じていた。修二という人間を誰よりも客観的に見て、そして万人に好かれる完璧な男を演じていた気がする。
野ブタに見せた人間らしい自分を後悔するのだ。本当の自分が一番の弱点だから。
一方、ドラマの修二は人間くささが捨てきれていなかった。
それが悪いことではなく、だからこそこのドラマがたくさんの人に愛されていたのではないだろうか?
信子が修二のことを
「人と関わるのを拒みながら、誰よりも人間を愛している」
みたいな台詞を言ったシーンがあった。
それが修二の魅力なのだと思う。原作の修二もドラマの修二も不器用なのだと思う。
愛することに不器用で本当は素の自分でいたいのに嫌われることが怖くて不安で仕方がなかったのだと思う。
修二の葛藤が人間くさくて、アキラや信子のやさしさが温泉みたいに心地よくて、大切な人をもっと大切にしようと思える作品でした。
MAQUIA (マキア) 2012年 03月号 [雑誌]
集英社発行だから内容はよい。いま話題の「フェイス・ブック」とも
関連があるようだ。
女子東大生がよく読んでいるとも聞く。
今の女子東大生は綺麗な娘が多く美容にも関心が深い、彼女等が
好む事はただものの雑誌ではないと思う。