ビルマの日々
本筋は、失恋した男が自殺してしまうという陳腐なストーリーだが、その背景がイギリス統治下のビルマ(現ミャンマー)であるところが興味深い。イギリスのビルマ支配の過酷さや、帝国主義の醜悪さがこの本を読むと良くわかる。作者のオーウェルは「1984年」や「動物農場」で知られている英国人の作家であるが、この「ビルマの日々」は、オーウェルの作家としてのデビュー作である。彼自身、イギリス統治時代のビルマに警察官として赴任しているわけで、この作品には自伝的要素も多分に含まれていると思われる。この作品には、正直言って習作の域を出ていない部分もあるが、オーウェルの人となりを知る意味では貴重な作品といえる。「1984年」や「動物農場」を読んでみて、この作家に興味を覚えた人にはおすすめできる本である。ただし、値段が高い。せめてもう少し安いといいのだが。
ビルマの竪琴 [DVD]
この映画は、私が小学生の頃見ました。その時、あまりのお互いの思いやりの強さに感動しました。
私が覚えている場面は、ルビーが土の中から出てきて、現地の人から魂だと言われ、涙を流して決心すれシーン。私も小さいながら涙しました。どうしても見てみたいと思って、買ってしまいました。
昔と変わらず映像が綺麗で見やすいです。是非、買うことをオススメします。
俳優さん達が若いですよね。