二十歳のころ―立花ゼミ『調べて書く』共同製作
私がこの本を読んだのが十九歳。今は二十一歳になります。振り返ってみると、やはりこの本は二十歳になる前に読んでもらいたい。できれば二十歳になる直前、十九のころのみんなに読んでもらいたいと思う。きっと人生が変わるほどの1冊になってくれると私は今になって思えてきました。
二十歳のころ
発売日に購入済なのですが、かなり遅れてレビューいたします。
先行発売シングル「優しい光」をたまたま店頭で試聴して一発で気に入りました。
そして、このアルバムの発売を待ち、発売日に購入。
発売直後の、新宿のインストアライブにも行きました。
後にも先にもhalのキャリアでは最高傑作の一枚であり、
日本の音楽史上でも、間違いなく傑作10枚に(私は)選びます。
シアトルで録音、地元のミュージシャンとのセッション模様をCS放送で見ました。
エレキギターをかき鳴らし、
グランジの故郷シアトルで堂々とhalはこのアルバムを製作しました。
言葉ではいい現せない名盤を、まだ聴いていらっしゃらないなら、
ぜひ聴いてみてください。
浅田真央 20歳になった氷上の妖精 [DVD]
今までDVDが発売されていなかったのが不思議な位の浅田選手ですが、待望の初DVDが177分というたっぷりのボリュームで登場です。東北関東太平洋沖地震の影響で発送されなかったのですが、、やっと宅配されました。
フジテレビ系で撮影された12歳位の幼少期から2010年全日本選手権まで収録されています。カナダで家を借りて合宿を行った映像や、アメリカでのトレーニング。チャルダッシュの時期は手の小指を骨折していたり、2008年イエテボリ幻想は足の靭帯を実は損傷していたり、骨折の件は周知でしたが、知らない映像やエピソードも多く興味深かったです。(エアロが雌だったり)
姉の舞さんがナレーションで語りかけるのですが、子供が生まれてから親がホームビデオで撮影するような感覚で作られた浅田真央、これまでの軌跡という編集です。
演技としては例えば2007年GPF幻想や2008年イエテボリ、ショート。他局で2008年GPFショート、フリー何かが彼女の残した名作の部類だと思いますが、全日本に焦点を当ててるのは正解で、浅田真央選手は何度も全日本で息を吹き返してるんですよね・・。2009年全日本「鐘」や2010年全日本「愛の夢」など。あとバックに映ってる観客の皆さんも良い顔してますね。中には泣いてる人も居て。この人はどれだけたくさんの人たちの想いを背負っているのだろうと考えさせられます。それと同時に、浅田選手の勝負に対する姿勢がアスリートとして理想で、結果的に順位が良くても悪くても自分の納得のいく演技が出来たときには非常に競技自体を楽しんでいるなと、このDVDから感じました。
そこでこちらが気付かされるんですよね、私達は浅田真央という人が描くスケートが好きだと。勝負に徹する面と、カラッとした所があって、そういう体育会系な性格だから好感が持てます。
いろんなスポーツ、競技ありますけど、なかなか世界的にも今後、こういう境地に至らしめる選手は出て来ないと思いますよ。技術的に3A、3F3Lo、3F3Tという女子の最高難度をやってのける選手も今後10年20年、出て来ないでしょうね。
そして頂が高いからなのか何なのか安穏無事というわけに行きそうも無く・・。まだまだ目が離せない選手だと思います。
DVDの内容ですが、ほぼ全ての名場面はダイジェストで出てくるということ。それからパッケージ裏ですが月の光のスパイラル絵で、これがとても綺麗だということ。DVDメニューの方でチャプターメニューだけで無く、収録演目から入れるPERFORMANCEというのが便利だったことを補足して駄文を締めます。
蛍星(初回生産限定盤)(DVD付)
「蛍星」のCDが入手したかったので歌は満足していますが、特典DVDが「蛍星」の映像でないことに、入荷するまで、うっかり気がつきませんでした。明記されている情報の私の確認不足ですし、好きな曲の映像でもあるので大きな不満はないのですが、ちょっと残念でした。以上
二十歳のころ〈2〉1960‐2001―立花ゼミ『調べて書く』共同製作 (新潮文庫)
東大教養学部 立花ゼミの生徒が、いろんな人に「二十歳の頃」のことをインタビューして文章にまとめたのがこの分厚い本です。
この課題設定は、文筆業を目指す方などではお馴染みでしょう。
一つ一つのインタビューは、それほど長くないので、週刊誌の対談のような感覚で読めます。
学生達が、楽しんで文章を作っていることが読み取れて、面白く、若やいだ気分にさせてくれます。
インタビューを受けた側も、名士(?)が多くいて、意外な面を知ることもできます。
まあ、東大生というのは、インタビューを申し込むのも有利なのではないかという穿った気持ちも少々芽生えました。
立花ゼミはもうなくなりましたが、ちょっぴりうらやましく思いながら読ませていただきました。