SURFACE CLIPS 0304 [DVD]
0102よりもさらにカッコイイプロモとなっててうはうは☆(爆)
サーファンにはたまらない最高のできです
DVDならビデオみたいな劣化はないから0102もかいなおそうかな(笑)
sur / FACE 14人の現代建築家たち [DVD]
建築家の独自の言葉として、本人登場の映像ドキュメントとしての評価はできるのですが、周りの雑音が非常に気になる。もう少し編集段階で余分な音はCUTして欲しかった。
Self-Reference ENGINE (ハヤカワ文庫JA)
これは、確かに難解な物語である。混乱した時間と空間の中に閉じ込められた、《巨大知性体》。時間と空間を軽がると超越した、《超越知性体》。存在しない物語をかたる、存在しない語り手、《Self-Reference ENGINE》。この3者が、この物語の主要登場《存在》である。そして最後に、存在しない語り手が、存在しなくなることによって、この存在しない物語は、存在することをやめる。この物語の真の主人公である《Self-Reference ENGINE》が最後に語る、『私は何度でもそれを乗り越えてみせる』という台詞の中に、作者の決意表明と、読者へのメッセージが込められているように思う。ただ私個人としては、《全てを乗り越えた》その先に待っているのは、《超越知性体》への進化の道であるような気がする。いずれにしても、本格SFとしても、純文学としても、素晴らしい内容を持った、画期的な傑作です。日本SFの最高到達点の一つ、と言っても良いと思います。
(追記:《大切な何かが失われた世界の中で、その大切な何かを探し求める》というテーマは、ディレイニーの傑作『アインシュタイン交点』に通じるものを感じる。また、《SFという架空の物語を通して、自分自身を物語る》という作品構造は、大原まり子氏の傑作『ハイブリッド・チャイルド』に通じるものを感じる。いずれにしても、多重的な読み込みが可能な、非常に優れた作品である。まさに、21世紀的なパースペクティヴに立って描かれた、《21世紀のSF》という感じである。)