The Planet Songs Vol.1(DVD付)
ベスト盤だけあって、フェスなどでCaravanの存在を知って、どこから聴いていいかわからずにいたリスナーとって入門篇に最適なのは間違いないが、一方で、ほぼ全曲に施されたリアレンジは、数多のライブを経てのそれぞれの曲の成長っぷりが大いに反映されており、昔ながらのCaravanヘッズにとってみても今作のバージョンのほうが耳馴染みがよいのかも。
野外フェスでもテッパンの
「ハミングバード」
「Wagon」
「FREE BYRD」
あたりは言わずもがな。
個人的には「Message」と「Music Save My Life」が涙モノでした。
それと、DVDに収録されている堀江博久氏との二人ライブは、MCも含めて、メロウで温かい雰囲気が伝わってくる見応え充分の内容。このライブだけでLIVE DVDにしちゃえばいいのに。。と思えるくらいの完成度です。
総じて、よくありがちな過去音源を寄せ集めただけのベスト盤ではなく、
いろんな趣向を凝らしたCaravanらしいベストアルバム。
オリジナルALも半分くらい持ってますが、まったく後悔なし!!
ジャズ・スタンダード・バイブル ~セッションに役立つ不朽の227曲 (CD付き)
ドラムをやっていますがメロディー譜が読める様になりたいので買いました。
ドラムの場合、スタンダードなもの、ジャズファンク、
アフロキューバン、ボサノバ、ラテン、ブラシ等の練習になります。
ドリトル先生のキャラバン (岩波少年文庫 (026))
内容としては『ドリトル先生のサーカス』の続編にあたる。前編では
主に地方都市の興行で成功したドリトル・サーカスが本編ではロンドンに
進出することになり、ふとしたきっかけで出会った美声の雌カナリアの
ピピネラの波乱万丈の身の上話を元にオペラを作成、一躍時代の寵児と
なるという物語である。「清く、楽しく、貧しく」のイメージの強い
ドリトル先生物語としては異色のサクセスストーリーであり、それだけに
シリーズの他の作品では見られない社会風俗(ドリトル一家とロシア貴族との
会食、実在したヴァイオリニストのパガニーニの登場、愛犬ジップによる
一流香水ブランドの調合etc.)が頻出しており、ヴィクトリア朝期の
「文明批評」としても楽しめる、児童文学とは思えない(児童文学だからこそ、
と言うべきだろうか)極上の作品世界が味わえることだろう。