Back Against THE WALL ~PINK FLOYD Tribute Album~
ウォール全曲のトリビュートとは恐れ入りましたが、プレイヤーの個性が出ている曲は少ないです。映像ならまだしも音だけではオリジに忠実なのはいかがなものか?
自分なりにオリジとこのアルバムを続けて聞けるよう編集しているが、リマスター プラスアルファ てとこでしょうか?
曲のつなげ方も今一で、つんのめりそうになることも…。ある意味でオリジの完成度は高い!
そう言いながらも毎日のように聞いている私は何?
お勧め曲はコンファタブリーナムでスクワイアのボーカルが面白い。
トリビュートならこちらもお勧めします。
A Fair Forgery of Pink Floyd (Various Artists) (インポート盤)
アルティメット・ゼロ・ツアー-ライヴ(Ultimate Zero Tour-Live)
予約していたCDがようやく届きました。待ちに待った1枚。期待に違わず大満足です。音質も満足、曲目も満足。少し高価ですが、クリムゾンファンの方、プログレファンの方、どうぞ、安心して買ってください。
2009年のU-Zプロジェクトについては、The Ultimate Zero Project SECOND TRANSPORTERというタイトルでジョージ・ガレージという会社から2枚組が出ていましたが、Audience Recordingだったので、バランスはそれなり。ドラムがマルコ・ミンネマンとサイモン・フィリップスのダブルドラムで期待大だったのですが、実際は二人の音が被っていて、今ひとつでした。それでもU.K.の曲はかっこよく、クリムゾンのLarks' Tongues in Aspic Part Twoもトレイ・ガンのベースで聴けるので愛聴していました。
今回のライブ盤は、音のバランス、音質とも、遙かに素晴らしく、もう、うれしくて、うれしくて、レビューを書いています。マルコ・ミンネマンのドラムは、若々しくて元気いっぱい!!切れもよくいてかっこいいです。
そもそも、このプロジェクトはエディー・ジョブソンが70年代のプログレへのオマージュとして、ライブで再現しようという単発のプロジェクト。今回のメンバーは、クリムゾンのトニー・レビンと、ジョン・ウェットンが参加していますから、当然、クリムゾンの演奏が増えて、何と red に加えて、One More Red Nightmare まで演奏してくれています。マイルスを聴け! 双葉文庫の著書の中山康樹さんではないですが、クリムゾン・マニアとしては「クー、たまらん!!」という音になっています。ジョン・ウェットンは、さんざん自分のライブでクリムゾンを演奏してきていて、その延長のような演奏でした。starless とか、ギターの弾き語りのようなBook of Saturdayとか。でも、それでいいです!
今後、クリムゾン同窓会のような感じで来日の可能性もあるようで、それにも期待しています。この手の懐メロ活動にはロバート・フリップは参加していませんが、容認はしているようです。(まさか、参加するのかな。)
今、いろいろな演奏家がこのような懐メロバンド活動をやっていますが、私的には、それもいいかなあと思っています。60年代後半からロックを聴いてきた、リスナーの私たちも齢(よわい)を重ねたし、演奏家たちもすでに60歳を超えているわけですから。
興奮して長く書いてしまいました。とにかく大推薦のライブです。無くならないうちに買ってくださいね!
Elements
前作「Zeitmesser」から約1年ぶりにリリースされたRXのサードアルバム。
ジョン・ウェットンがボーカルでゲスト参加し、聖飢魔IIの名曲「ARCADIA」を英語詩にして歌っています。デーモン閣下のヴォーカルとは違う良さがあるので、聖飢魔II信者は必聴です。またルーク篁がギターでゲスト参加しています。他にも和田アキラ(G)岩見和彦(G)福原将宣(G)藤井陽一(G)岩佐真帆呂(Sax)勝田一樹(Sax)などがゲスト参加しています。
ルビコン
シーザーの名言をタイトルにした曲で幕を開ける、決意を持って前に進もうとこのバンドを一過性のプロジェクトではない事を示しているようだ。前作を気に入っていたので購入したが期待を裏切らない良い出来だ!おとなしいムードだった前作よりロックだったりポップだったりとバラエティがありアルバム一枚通して聴くにはこちらが上かも。レコーディングメンバーは前作と同じ。ゲストには元ELOのチェロ奏者ヒューマクドウェル、15才の女性ヴァイオリニストのケティジャコビーが参加。そして前作はアニーハズラムとのデュエットの名曲を聴かせてくれたが、今回はオランダのゴシックロックバンド、ギャザリングのアネク・ファン・ガースバーゲンとのデュエット。ナイス人選!最近のギャザリングは影が薄く、未聴だったけど聴いてみようかな。閑話休題、エイジアのオリジナル再結成が話題の昨今、このバンドが注目を集めるのはもちろん、メロディアスロックの復権を願ってやまない。