ターミネーター:サラ・コナー クロニクルズ 〈ファースト・シーズン〉 [DVD]
キャメロンという、とてもかわいいターミネーターが本作の鍵を握ります。
ジョン・コナーとサラ・コナーは映画とは違うひとが演じていますが、
すんなり物語に入り込めます。
みどころは、ところどころに配置されているキャメロンの格闘シーンです。
なんともかわいい少女が、屈強なターミネーターに果敢に「素手で」殴りかかります。
このキャメロンの存在のお陰で、観ている側もなんだか安心します。
ジョンとサラがピンチに追い込まれても「キャメロンがいるから安心」という気持ちになります。
DVDは5枚組みですが、コンパクトに作られているため場所を取りません。
Blu-rayはまだまだ高価なので、DVDの画質で十分という方はこのDVD-BOXを購入して下さい。
実際、画質は十分綺麗ですし、わざわざ高いお金を出してBlu-rayを購入する必要はないと思います。
冒頭の話は分かりづらいですが、観ているうちに理解できますので問題ありません。
このドラマ本当に面白いので、まだ観ていない方には超お勧めです。
モンティ・パイソン/ライフ・オブ・ブライアン(1枚組) [DVD]
西暦33年、イエス・キリストと同じ日に、隣りの馬小屋で生まれたブライアンは、ひょんなことから自身の出生の秘密を聞かされます。生まれ育った町であるエルサレムはローマ人の支配下にあり、ユダヤの人々は虐げられてはいるのですが、それなりに楽しそうにも暮らしていたり、なかなかシュールな世界が展開されているのですが・・・というのが冒頭です。
あの、モンティ・パイソンが作った映画ですから、ブラックな部分も多いですし、お馬鹿な笑いもたくさんありますが、しかし、それ以上に考えさせられる作りにもなっていまして、その当時であろうが現代であろうが簡単には正義と悪と決め付けること、その行為の中に悪が含まれてしまうというジレンマを上手くズレる笑いにまで作りこんでいます。さすが、です。
ブライアンの採る行動には情熱や理想がありますが、その結果がどうにも芳しくないことが多く、不条理に満ちています。ローマの支配から脱却を目指す過激派に入っても、過激派同士の維持の張り合いから、大きな目的(ローマ人からの自治の回復)に協力できなかったり、ローマの功績を認めざる得ない結果に陥ったり、なかなか考えさせられます。そんな中ブライアンが徐々に周りの人々に影響を与えていくのですが、その結果はブライアンの意図しなかった結果であったりして、この辺がやはりモンティ・パイソン!という感じです。
また、当たり前なのかもしれませんが(私は『刷り込み』であるという自覚がありますが)、やはり字幕ではなく、吹き替えこそ、モンティ・パイソンの素晴らしさだと思ってます。声優さんたちの芸達者ぶりは、コメディのひとつの完成形のように感じます。音声だけでここまで笑わせるか!という完成度だと思います。
そして、この不条理劇の最後に流れる「Always Look On The Bright Side of Life」は素晴らしすぎる曲です。
ちなみに吹き替え版しか見たことが無いですね、字幕で見るとまた印象が違うのでしょうかね。
モンティ・パイソンが好きな方に、スネークマンショーが好きな方に、オススメ致します。
追憶のハイウェイ61
この時期がボブディランの絶頂期だろう
革新的なライクアローリングストーンから湯水のように沸き上がる音塊にボブディランと言う偶像に取り憑かれたかのようだ
水銀のようなサウンドとはロックによる精神的支配だろう
トゲのようにギラついたサウンドにヒットラーの独裁政権のファシズムを感じる
ディランの音楽にはそう言った面が多々ある
フェリーニやグリム童話のような物語に愛も平和もない
この世の薄っぺらいヒューマニズムを剥がし往来に張り付けるような言霊にただ聴きいるしか術は無い
いたずら妖精ゴブリンの仲間たち
ブライアン・フラウドのゴブリンのスケッチと共に、
各ゴブリンの性格、逸話などがユーモラスに富んだ文章で綴られています。
この書の中のゴブリンたちはとにかくおとぼけで、
いい子なのか悪い子なのかいまいちわからないところも笑えます。
ブライアン・フラウドの絵は、
大体、クリーム色の紙にB系の鉛筆で輪郭を描き、水彩で簡単に塗ったものです。
全体の色合いは少しダヴィンチを彷彿とさせます。
ゴブリンの体型は
猿とピーターパン、鳥とトカゲなど異なった種類の生き物を融合させたようなものが多く、
それを筋肉や骨を強調しつつ少しコミックっぽく描いています。
読んで見て楽しい一冊です。
また、本書が好きな人は「魔女図鑑―魔女になるための11のレッスン」も楽しく読めると思うので
良かったらそっちもチェックしてみてください。