ミルキー (講談社文庫)
自由恋愛の日本を生きる、十二組のカップルの物語です。
戦後、新憲法の下で婚姻の自由が認められても、自由に恋愛結婚が出来るようになるまでは、だいぶ時間がかかりました。つまり、僕たちのほとんどは、まだ恋愛結婚では無い結婚で結婚した両親の子か、せいぜいその孫と言うわけです。そして、また別の表現をすれば、恋愛結婚第一世代、または、せいぜい第二世代と言うわけです。
恋愛結婚は文字通り自分で選択した相手との結婚です。
自分で選択した、と言うことは、「他にも選択の余地があった。」と言うことです。その結果が100%満足出来なくても、それを”いさぎよし”とあきらめるか否かは自分次第です。
長年自由恋愛で生をつないできた国の人たちは、これを当たり前の事として受け止めるのかもしれませんが、僕たち日本人には不慣れなために、相当重いプレッシャーになるのかもしれません。
あきらめられない人、あきらめられる人、うまくいく人、失敗する人。今僕たちが生きている人の世は、本当にいろいろな生き方をする人たちが混在しているのだな。と思った一冊でした。
anego[アネゴ]オリジナル・サウンドトラック
ジャケットは「アメリ」を意識した?ような感じ。曲調は全体的にゆったりとしていて、さわやかに晴れたアンニュイな昼下がりに聞き流したい。20曲59分。読書しながら、お茶しながら・・・のんびりしたい方におすすめです。
ごくせん 2005 DVD-BOX
ほとんどTVドラマって見無いのですがこれにははまりました。(^ ^;Δ フキフキ
ヤンクミこと仲間由紀恵さん、コメディタッチもシリアスタッチも上手ですねぇ〜〜〜
めっちゃ可愛いです♪(^^)
特典映像は楽しめましたけど、もう少し沢山観たかったです。
anego (小学館文庫)
私はこの本は文庫化されてから読みました。「ルンルンを買っておうちに帰ろう」から林さんの著書は読んでいて、どんどん成功していく姿がまぶしくなり数年前から読むのをやめていました。が、40代になり、なんとなくなつかしくなり書店でふと手に取って購入したら、見事にハマりました!やはり林さんは「生活者」としての視点がキッチリできている方です。
まあなんというか、「いるいる、こういうの」満載。異様な夫婦との関係なんかは実体験からフラッシュバックしちゃいそうに怖かったです。
怖い話って、けっこう現実離れしてたりするのですが、この作品は実際ありえる内容なだけに、怖くて怖くて、でも、これから大人になっていく娘にはぜひとも読ませたいと思う1冊です。