ゆきのはなふる
後書きにも書かれているように、散発的に描かれてきた「山の主様」シリーズをまとめたものです。
作品数にして八割方、ページにして半分ほどは、雑誌を買わない私も色々な単行本に収録されているのを読んでいますので、重複を厭う人には“売らんかな主義の編集本”の誤解を受けてしまいそうですが、この本のメインは、なんと言ってもタイトルにもなっている書き下ろしの「ゆきのはなふる」です。
あとがきでは既出の作品だけでは1冊の分量に足りなかったからと書かれていますが、この100ページを越える力作、もちろんページあわせのための穴埋め作品ではありません。
自ら動く人形(ひとがた)を拾ってしまった、雪師とその一門。なぜ捨てられていたのか、誰が作り捨てたのか。ここには、前半の「主様シリーズ」の軽いノリはなく、強いテンションを保ったまま、物語は進んでゆきます。
読後にいろいろ考えたこともありますが、ここには書きません。しかし、ラストシーンと高い密度に感動したことだけは、書いておきたいと思います。長く連載できるだけのストーリーをあえてこの長さに凝縮した作家を褒めるべきか、この作品を連載させなかった(できなかった?)出版社(編集者)の不明を糾弾すべきか。いずれにしても素晴らしい作品です。
やにゃか さんぽ (花とゆめCOMICSスペシャル)
黒猫やにゃかが見た東京下町のほのぼのゆるやかな日常。 わかつきめぐみさんの作品を読むのは十数年ぶりな私ですが、あの頃と変わらない優しさと暖かさが詰まったわかつきめぐみワールドがそこにありました。 猫の視線から見る町並みは、驚きと不思議さがそこらに散らばっていて、冒険心をくすぐります。 私もへび道を歩いてみたい。小さな富士山を垣間見たい。一箱古本市を巡っていたら、やにゃかにばったり遭遇しちゃうかな? どうか10年先も20年先も変わらずにいてほしい町かもしれません。
SWEET LOVER’S~Myself;Yourself Best Song Album~
アニメ版のOP・ED曲とゲーム版の2つのOP曲にそれぞれのキャラソン、更にゲーム版グランドエンディング曲だった「Myself;Yourself」がフルで収録されるとの事。
キャラソンを集めようとしていたのでまとまって一枚のCDとして出てくれるのは嬉しいですが、今までOP・ED曲やキャラソンのCDを買った人、ゲームの限定版を買った人はどうしろと;
おにいちゃんCD~1200の「おにいちゃん」が聞けるCD~
12人の声優が実に100種類もの「お兄ちゃん」を言い続けるこのCD。
よくこれだけのシチュエーションを考えられたな、と制作側を少し尊敬できます。ただ差が微妙すぎて独立しきれていないと感じたものもあった。特に「少し」と「とても」の違いは曖昧なものが多く、「二つは違うのか?」と聞きたくなってしまうものも少なくない。あとは声優ごとにトラックが分かれているだけだから、せっかく著作権フリーなのに、シチュエーションごとに“自分で”切っておかないと使えないという点でしょう。
私が一番言いたいのは声優の豪華さに欠けるという点に尽きます。私が知っている人は一人もいませんでした。何故「くぎ●〜」や「ゆ●しぃ」を起用しないんだっ?!一応、「あ、この人上手いなぁ」って人はいたんですけど、どちらかと言うと演技に違和感を覚えてしまう人の方が多かったですかね。。。声優を新たに再制作してほしいという気持ちはあります。まぁ、基本的には可愛い声の人たちですから、それでもいいなぁって思いましたが(笑)。
ちなみにこれ、通して聞いたら1時間弱あります。つまり1時間ずっと「お兄ちゃん」という声だけを聞き続けるわけです。初めは「おお、いいねww」なんて思っていたけど、だんだん、「ああ、これはちょっと違うな……」と評価し始め、そして最後のトラックで発狂します(笑)。これの中毒性は恐ろしいですよ、ホント。。。
一度聞いてみる価値はあります。ただ、本当に妹好きな方でないのなら、ネタであると割り切って聞かないと、大変なことになりますよ。ただ、いずれにしても中毒にやられることは確実です。
志村けんのバカ殿様 大盤振舞編 DVD箱(3枚組)
CSでは田代が志村けんのコントに参加した番組を再放送して
いるのだから、DVDでくらい子供の頃楽しんだ(15年くらい前)、バカ殿と田代が一緒になって爺にいたずらしたり、少しHな遊びをしたりするバカ殿らしいコントやゲームが見たい。
このDVDは収録内容が最近のが殆どで残念。第1回から完全収録して欲しい。