エヴォリューションDVD
<ビデオ・クリップ集>
You Spin Me Round(オリジナル)
Brand New Lover 12"
Something In My House
Turn Around And Count 2 Ten 12"
You Spin Me Round(2003)他 全14曲
<RIP IT UP - Live In Japan>
87年に発売されたのと同じ物が丸ごと収録
<TV-Performance>
Lover Come Back 他 全5曲
<Discography>
Sophisticated Boom BoomからEvolutionまでの9枚
など盛りだくさんの豪華版です。お勧め!!
Beat Kings - Respect the Architect - [DVD]
制作側の人間にフォーカスしているので、トラックを作りたいと思っている人間にとって
いい内容。クインシー・ジョーンズが今はヒップホップを食いモノにしていることがわかって尊敬するする気持ちがなくなった。
ザ・フー:アメイジング・ジャーニー デラックス・エディション [DVD]
Disc 1は、ザ・フーの人間ドラマに焦点を当てたドキュメンタリーで、最後まで一気に見せる。それだけ出来が良く、またそれだけザ・フーが魅力的だということだろう。ただ、ピートが難聴になったことはほとんど触れられていないし、ジョンの死の具体的な詳細もぼかされている(それがわからないとケニー・ジョーンズの「思わず笑った」というコメントがあまりに不謹慎に聞こえるのだが)。それから、24年ぶりの新作アルバムをめぐるエピソードなども、もう少し入れてほしかった気もする。
Disc 2は、Disc 1と重複する箇所もあるが、メンバーごとに章立てした4章と、時代風俗との関係に注目した第5章、2003年にグレッグ・レイクも交えて「リアル・グッド・ルッキング・ボーイ」を録音したときの記録である第6章からなり、これも興味深い。
Disc 3のキルバーン・ライヴは、日本語字幕では「生前のキースが映った最後の映像」となっているが、英語字幕を正確に訳すと、彼の「最後から2番目のライヴ演奏」である。解説書のとおり、本当の「最後」は、元々映画『ザ・キッズ・アー・オールライト』用だったこれをお蔵入りにして撮り直し実際に映画に使われたものだ。とはいえ、これも貴重で、万全ではなくとも見ているうちに引き込まれる。
リーズの映像は、観客の隠し撮りによる断片的な映像の寄せ集めだが、貴重なのは確かで、しかも日本盤のみの収録。白黒だが映像はきれい。ただ、映っているのはほとんどピートとキースで、たまにロジャーといった具合。(ジョン…。)
ハイ・ナンバーズ時代の映像も驚くほどきれい。ロジャーのR&B的な歌いっぷりがカッコよい。
Disc 4は、映像も音も悪く、ステージ全体をとらえた映像では顔すらわからない。だが、アップでは多少ましになるし、演奏に引き込まれれば大して気にならない。本編の他に、「クイック・ワン」と『トミー』の全曲演奏が入っているのもよい。
Lost & Found Hip Hop Underground Soul Classics
C.L.Smoothとのコンビを経て作られた作品を合わせた2枚組ですが、
何故これがお蔵入りになっていたのか全くわからぬほどの素晴らしい出来です。
InIとのタッグで作られた作品は(ピートの弟さんらしいですね)
C.L.Smoothとのワークを更に発展させたものになっていて、全体的に
メロウな仕上がりになっています。特に1曲目から6曲目までの流れはこの2枚組
の中でも最も感動的で、一つのループでこれ程までの深みを生み出す
ピートの手腕には脱帽してしまいます。
Dedaとのタッグで作られた作品はアップテンポでスウィングしたビート
の曲が多く、ウッドベースやホーンセクションを前に出したよりジャジー
なものになっています。勿論単なるパーティチューンではなく、聴き手を
アゲつつもうっとりさせてしまう様な、ほんとたまらない作りこみ具合です。
それぞれ好対照の印象を持った2枚ですし、ビートもそれ以前のものより
重量感があり現代のヒップホップに通じているのでピート・ロックに
興味を持った方はこの作品から入ってみるのもいいと思います。