Rocket to Russia
1977年作。初期の最高傑作だろう。彼らが出てきた時のことは忘れられない。1枚目(1976年)はすごく変で、とにかくヴォーカルがキモチが悪かった。当時あの渋谷陽一もラジオで「皮ジャンを着たベイシティ・ローラーズ」と形容していたぐらいだった。あのころ日本では、パンクなんてコトバは全く理解されていなくて、ラモーンズですら、あの「ランナウエイズ」(注:ジョーン・ジェットやリタ・フォードを含む、女の子バンド)と一緒に宣伝されていた。イケメンはいないし、こんなの、2枚目まで持たないんじゃないか、思っていたが3枚目のこのアルバムには、ハマった。とにかく楽曲が良い。基本理念は不変のバンドだが、今回からメジャー・プロダクションに移行したせいもあり、サウンドに貫禄がついてきた。ベスト盤に入っていないイイ曲も多い。ラモーンズ童貞ORヴァージンの良い子には、このアルバムが是非ともおすすめ!
イッツ・アライヴ 1974-1996 [DVD]
ラモーンズの色々なライブ映像が収録されていて、一番の目玉はこの商品のタイトル「イッツ.アライブ」のライブ映像が収録されているところです。
のはずですが、ざっくり言うとですね、つぎはぎだらけってかんじで収録されています。かなり曲が抜けています。...今は亡きラモーンズの恐らく全盛期の、ライブが、実際に動いている彼等が観れるので、まあ良しとしましょう。
タイトルにも書きましたが、ディーディーが一番良く映っている(次にジョーイ)ので彼のファンは絶対買い!!私はディーディーが一番好きなのでもう本当に最高でした。彼のあの動きは、もうパンクそのもの。あとすっごく少年のような表情をしてたのが印象的でした。
逆にジョニーとトミーはあんまり映っていません。特にトミーは居たの?と思うくらい映っていません。この2人のファンは、買わないほうがいいかも。
おまけに、インタビュー集と写真集があります。インタビューも何故か、ジョーイとディーディーが多いです。写真は、ここはみんな均等で、みんなかっこよく映った写真が多いと思います。
Ramones Mania
短い曲に切れのいいテンポが気持ちいい。アメリカ生まれという事もあってか、曲調はピストルズのようなアングラな感じは無い。ラモーンズを聞くロケーションとして、ロッカウェイ・ビーチや、シーナはパンク・ロッカー、ドゥ・ユー・ウォナ・ダンス等、ビーチボーイズじゃヤワ過ぎるって思うヒトには、海で聞く音楽として以外に合うかも。ボンゾは一瞬ダムドかと思う音の作り。またボンゾやKKK等アメリカ産ならではの政治批判エッセンスがあって、聴き応えのあるアルバムの一枚である。
ラモーンズ・ロウ [DVD]
やっぱりRAMONESは最高!笑った!なんといってもトイレの中まで追いかけた秘蔵映像がすごい!
南米の熱狂的なファンに立ち往生してしまうシーンは見ているこっちまでドキドキしてしまいます!
アンプ無しで向かい合って練習する風景(ストイックでかっこいい!)、
お寒いバラエティ番組でのアテフリ演奏、来日時の風景、ラッパーに転向したDEE DEEのPV、
U2とのMTV授賞式、そしてJOEY RAMONE ST.の序幕式にいたるまでの映像の数々!
特典チャプターではライヴ映像のみを楽しむこともできます。
大物でありながらも親近感をおぼえる彼らの愛すべきキャラクターが垣間見れて
世界中からリスペクトされる理由も納得!
I Love RAMONES
ファンを大事にするバンド、真剣なファン、ひしひしと感じられて感動しました。ファンの皆さんはラモーンズの紙ジャケを1枚買うのを我慢してこちらを買っても十分に価値があると思います。写真も非常に暖かい視線で素晴らしいです。