南極越冬記 (岩波新書 青版)
著者は日本で初めての南極探検隊・越冬隊の隊長を務めた人物。
本書は、1957年2月15日から翌年2月24日まで約一年間の南極生活について、日記等をもとにして書かれた冒険記。
なんというか、非常に雑駁な本であった。おおまかには日付順に記されているのだが、話の進め方があまり上手くないので、とても分かりにくい。越冬隊の結成されるまでとか、どんなメンバーがいたのかとか、何を調査したのかとか、まとまらないまま並べられているので、読んでいる方は混乱させられる。文章自体もいまいち。
南極での越冬の大変さも、調査の楽しさも、伝わってこない。
ただ、リーダーシップにあふれ、しっかりした意見を持つ人物であるのは分かった。探検隊の隊長タイプとしては優れているのかも知れない。
5th WHEEL 2 the COACH
全体を通して何かけだるい雰囲気が流れてます、しかしその力の抜けた感じが良い。
その昔、その軟派にみえるサウンドからハードなリスナーやアーティストからずいぶんスチャダラは非難を浴びましたが私はこの自然体・そして日常的な感じが好きです。
面白南極料理人 (新潮文庫)
でも、暇つぶしとして読むには抜群に面白いと思います。極寒の戸外でわざわざジンギスカンを何でやるのかと思いますが、そういうばかばかしさを暑い夏に読ませてもらうのは楽しいひと時でした。