雪~winter with your favorite music~ V-music [Blu-ray]
「雪〜winter with your favorite music〜 (DVD版)」のブルーレイ化作品です。V-Musicシリーズは、作品によっては、映像の品質的にDVD版と大差のないものがあったりして、一長一短があるのですが、この「雪〜winter with your favorite music〜」については良好に仕上がっています。
なによりも、雪というとても繊細な存在が、ブルーレイによって再現されていること。これはとても大きいことだと思います。DVD版では単に白いだけだった世界が雪の粒子まで見えるほどで、これは期待以上でした。ただぼってりと雪のかたまりがあるだけだった「4. 蔵王」では、特に実感できると思いますよ。「5. 北海道」のダイヤモンドダストやサンピラー、氷霧のきらめきも息を飲むほどです。
既存のアーカイブから選んだ映像に音楽を当てたものなので、カットも多く、一部、難点のある映像も含まれていますが、この作品に関しては気にならない程度。ほかにはない「雪」にフィーチャーした作品。雪の繊細さを楽しんでください。
クラシックCDこの1枚~101曲いいとこどり
どれもこれも、いい曲だけど、短すぎるのが少し・・・
でもこれからクラシックを聞いてみたいけど、よく分からないといったひとに、自分のすきなジャンルを探すのには薦められます。値段も安く、かなり良心的。もしなにか買おうと思っているなら、これを聞いてからのほうが、より自分にあった音楽に出逢える可能性が広がると思いますよ。
NHK名曲アルバム エッセンシャルシリーズ15 サンタ・ルチア イタリア(3)
タイトルの「サンタ・ルチア」が聴きたくて購入しました。とても良かったと思います。錦織健氏が歌っておられます。
ほか、個人差があるでしょうが耳慣れた曲ばかりなので、1枚フルに楽しめると思います。個人的に嬉しかったのは、ラ・カンパネラと奇想曲第24番(カプリース第24番)が収録されていた事でした(タイトルしか見ずに求めたので収録されている事を知らず)。
ここの情報紹介では歌手や楽器が分からないのでその点が少し難かもしれないですね。例えばラ・カンパネラはピアノ演奏で…等。しかし奏者が掲載されているのである程度は測れます。
書いていないものとしては2,3の歌を錦織健氏が。8が福井敬氏。9が緑川まり氏。
あとインデックスにはそれぞれの作品の解説が各10行程度で纏められています。
サンタ・ルチアの原曲(?)を聞きたいと思っていたので、日本語で歌っておられたのが少し残念、それで星マイナス1にしました(しかしこれはCDジャケットを直に見てもわかりませんが)。
プロコフィエフ:VNソナタ集
このアルバムで初めてプロコフィエフのソナタを聴きましたが、一度で好きになりました。
竹澤さんの演奏はヴァイオリンになじみのない私にも明快で、この曲の良さを教えてくれます。
また、主役のヴァイオリンもいいですが、伴奏のピアノが実にいいです。
プロコフィエフのピアノソナタがお好きな方なら、第1番の第2楽章など、きっと気に入るだろうと思います。
クレーメル、ギル・シャハム、庄司紗矢香なども聴きましたが、ピアノ伴奏はこのアルバムが一番ではないでしょうか。
ロマンツァ
竹澤さんの演奏をライブで聴き、その感激から当CDを購入しました。
ライブでの感想として演奏が始まると同時に音色の素晴らしさに圧倒されました。柔らかくてしかも力強い音色、流れるような音の連続はまさに楽器が歌うとも言えました。
使用されている楽器はストラディヴァリウスとグァルネリとの事ですが名手との幸運な出会いが素晴らしい音色を生み出していると思いました。
説明書によりますと当CDの演奏にはストラディヴァリウス”ハンマー”が使用されています。(竹澤さんが2005年まで使用されていたこの楽器は2006年のクリスティーズのオークションで当時としては史上最高値の354万ドルで落札されています。)
このCDはよく知られた曲が13曲入っています。竹澤さんの力量が遺憾なく発揮されている演奏の連続です。録音も申し分なく素晴らしい音色を十分に堪能できます。