地獄の黙示録 3Disc コレクターズ・エディション (初回生産限定) [Blu-ray]
初めにお断りするが、僕はこの映画の大ファンだ。劇場公開時は子供だったため、初見は20歳を過ぎてからレンタルビデオで観たが、その衝撃は未だに忘れる事ができないし、今でも変わらない。このコレクターズ・エディションもあの傑作ドキュメンタリー『ハート・オブ・ダークネス』が含まれると聞いた時、「やっとディスク化されるんだ!」と心底嬉しかった。
だが、あらためて79年版と2000年完全版を比較すると、大方の本作ファンの方と意見が違うだろうが、僕は前者の方が優れていると思う。(決して長さの問題ではありません)理由は単純で、完全版ではコッポラの政治への倫理的メッセージ性が具体的なシーンとセリフによって露骨に出過ぎ、前者では可能な『解釈の多様性』を弱め、作品全体の暗喩的かつ象徴性な魅力を減じてしまっているからだ。
ベトナム戦争や米国政治への批判という問題は、『地獄の黙示録』には二次的な事でいいと思う。
ウィラードが河を遡り、カーツに出会い、殺す。その寓話は、観る人の数だけある『魂の奥への深い旅』としてそれぞれの人の中で意味を見出せばいいし、また意味を求めず圧倒されるだけでもいい、と考えている。
黙示録
マイケルの泣きのギターとグラハムの脳血管ブチ切れまくりシャウトの奇跡の融合が聴ける
唯一のアルバムであり、かつグラハムのベストアルバムでしょう。
更なるプラスを求めるとしたら、マイケルにレインボー時代の旧友グラハムを紹介した
コージー自身がこのバンドを去る前にドラムを叩いてくれていたこと。
もしそうであったなら、このアルバムは間違いなく奇跡の名盤になっていたでしょう。
解読「地獄の黙示録」 (文春文庫)
それにしても立花隆と言う人の興味の幅広さには驚かされる。
科学やインターネットに手を出したかと思ったら、
今度は少し古い映画の「深読み」と来た。
普通に考えたら、「立花隆」と「地獄の黙示録」なんて結びつけにくいが
読んでみたら結構ハマっている。
この路線で、他の映画の解読もやって欲しいくらいだ。
ここ最近立花隆は、科学に関する正確性を欠いた記述があったり、
政局の予想をことごとくはずしたりと、バッシングを受けることも多い。
しかし、映画の「解読」であれば「ハズす」ことを心配する必要はない。
たとえ映画製作者の意図と全くことなった解釈をしたとしても、
その解釈によって違った角度から映画を見ることができれば、
十分に意義のあることだと思う。
いつものように立花隆は、興味を示したことに対しては、
とことん時間をかけて資料を調べてくれるし、
深い文学や歴史の知識に裏づけされた解釈も提示してくれる。
確かにそれら解釈は、「深読みしすぎ」のようにも思えるし、
あまりにも多方面に飛んでしまってまとまりには欠けるかもしれない。
(そのため星マイナス1)
それでも、とりあげられたテーマは実に深く重く洞察されている。
さらに助かるのは、一般読者でも十分理解できるように
判りやすく面白い文体で書いてくれていることだ。
ページ数も少ないのでさらっと読めるぶん、
繰り返し読むにも良いだろう。
本書の最後で
「完成度が多少落ちても、スケール・深さ・重さのある映画が
長く人々に論じ続けられる」
と書いているが、それはこの本自体にも当てはまるだろう。
次は「2001年宇宙の旅」の解読などいかがですか?立花さん。
聖書による「天国」―創世記から黙示録まで一〇一の点描
以前から聖書に興味を持ってはいたのですが、
中々手が出せないでいました。
そんな折、ネットでこの本を知り、早速購入してみました!
今年に入り、祖母を亡くし、最近では母も大病を患い、
なんだか死生観を問われる出来事が多くあったのも、
この本に興味を抱いた理由になるのかもしれません。
読んでみての感想は、天国と言う所が、聖書を通して
こんなにも具体的に、そして、聖書の教える物は、
こんなにも暖かいものであることを知りました。
1ページ1ページ丁寧に読ませていただきました。
今まで漠然と持っていた「天国」のイメージが、
はっきり分かったような気がしました。
戦闘機対戦車 [DVD]
昔中学生のころTVで観た時の楽しさが甦りました!! 数年前ビデオ屋を探して回ってやっと見つけたら古いので音声が割れてて、、でも我慢してましたが、まさかDVDで、、
吹き替えも当時のまま! 町山さんの解説書も面白いです。キングさんありがとう!!! ついでに「殺人ブルドーザー」もよろしくお願いします!当然吹き替えつきで!これは原作もお薦めです!