ノリータ
今までの彼女の3枚の作品は、バンジャマン・ビオレーとのコラボレーション制作。今回はビオレー色から抜けての初アルバムだが、ケレンアンの良さ(言語表現力・透き通るようなウイスパーボイス) は、そのままに新しい魅力が表現出来ているように感じる。フレンチテイストにアメリカ的なカントリー要素を加えをつつも、都会的な洗練さを漂わせていると思う。新しいケレンアンの一歩…今までの作品と聞き比べてみてはいかがでしょうか?
Something Jazzy~毎日、女子ジャズ。
やっぱね、ジャズってカッコいいんですよ。
ロックなんて20世紀のテイストでしょ。ヒップホップは何言っているかわかんない。クラシックは眠くなる。でもジャズなら聴ける。なぜなら時代の息遣いをアレンジしてライブに昇華してるから。そんなジャズに女子がハマル。だって演奏がいいんだモノ。さらに演奏している男子がシブカワ揃い。
そんな「女子ジャズ」マインド満載のコンピアルバムがこれ。
と言っても「ああ、喫茶店で流れているような耳に優しい音楽ね。」と思ったらちょっと違う。音楽ライターでもある選者は数多のブルーノート音源からあえてジャズっぽくない曲を多く選んでいます。ミシェル・ペトルチアーニ、ノラ・ジョーンズ、アール・クルー、ジャンルは確かにジャズ&フュージョン。でもその枠にとらわれない活動をしている面々ばかり。モアシル・サントスなんて聴いたことなかった。
「これもジャズなの?」「でも飽きずに何度でも聴きたいな」と思わせる。「ジャズ」の奥深さを感じることができる。
そこが多分このアルバムの狙い所。古いイメージのジャズはディズニーシーに行けばミッキーが華麗に演奏してくれるのだから。
最近のジャズのライブハウス。煙草は嫌煙。食事はイタリアン、カフェオレはもちろんスイーツも豊富、それらをパクつきながら女子はカッコいい男子のリッチな演奏を聴いているのです。
ナチュラル・ウーマン
このアルバムに収録されている、ケリ・ノーブルの「夢がかなうまで」が聴きたくてこのアルバムを購入しましたが、「夢がかなうまで」はもちろん、どの曲も女性ボーカリストたちの良さを存分に味わえる、素敵な曲でした。でも、やっぱり、「夢がかなうまで」が大好きです。