サイコドクター DVD-BOX
「モーニング」に連載されていた漫画を先に読んでいたので、
どのようにドラマ化するのか、興味を持っていた。
(漫画のほうは、「性」にかかわるトラウマを抱えた人の
話が多かったので)
実際見てみて、漫画とは違った設定とストーリー展開で、
方向性は漫画と同じ、タイトルにも書いたが
「誰の心にも闇がある、そして光もある」ことが描かれていた。
星一つマイナスの理由は、「実際、個々の患者にここまで
首つっこめる医者はほとんどいない」という現実を知っているから。
実際、今、精神科や心療内科は、患者があふれている。
ドラマのような大きな闇でなくても、小さな闇や落とし穴は、
あなたの隣にも私の隣にも存在している。だから、たまには
こういうDVDを見て、「自分、無理してないか?」と自分に
問いかけてやるのもいいと思うのだ。
もう一つ。平井堅の歌う主題歌「Ring」がとてもいい。
エンディングの映像ともぴったり合っていて、美しい曲なのだが・・・
彼の楽曲の中で、イマイチ知名度が低いような気がする・・・
なぜだろう・・・
サイコドクター Vol.3 [DVD]
コミカルな話ではないが、シリアスな話をお好みの方にはオススメ。脚本が良いせいだろう。竹野内豊の演技も良い。見て損は無い。近年のテレビドラマはどれも観るに耐えないものばかりで、でもこれは最後まで観れたから。
サイコドクター楷恭介(3) (講談社漫画文庫 お 12-3)
今急激に増えているこの2つの こころの痛みを
わかりやすく 説明してくれます。
★リスカ
この言葉をリスカしてる人、率直にどう捉えますか?
「お前は自殺する気なんて微塵もなかったはずだ
リスカするやつは死にたいわけじゃなく
生き延びるために切っているんだ
生きているのか死んでいるのか
分からない気分だから
血を流して生きている事を確認しているんだ
何度でも言ってやる
お前は生きたいんだ
生きたいから手首を切るんだ」
正直なところどうなの?
☆ひきこもり
「エリートだから引きこもるんだ。
ある調査によれば1000人中半数以上が大学まで進学していて全体的に高学歴という 傾向がある
つまり 引きこもりの人間は
打たれ弱い『ガラスのエリート』が多いんです
引きこもりの人間の大きな特徴に『白黒思想』というものがあります。
何を選択するにしても 0か100かで
グレーゾーンというものがない。
やるとなったら完璧に
それができそうもないなら 一切やらない
とすべてが以上に両極端なんです。
だから、エリート人生を歩んでいた人間がちょっとした挫折で
すべてがダメになったと 思い込み
一気に引きこもりに陥るケースが少なくない
ただ プライドが高く
挫折を他人に知られることを 非常に嫌う
だから家族も苦しみに気づかない・・・・」
皆さんは どう思います?
みんながみんな 同じというわけではないと思いますが。
ちなみに わたしは エリートでもないし
失敗の連続の人生ですから
むしろ、ストレスが少しづつ積み重なった結果なので
明らかに原因は違います。
「かくれんぼ」状態なんでしょうね^^
magrow ― 「サイコ・ドクター」オリジナル・サウンドトラック
岩代さんの手がけるサントラは
ドラマを見ている時とても耳に心地よく残るのですが、
ジャズをアレンジしたmagrowは特に印象に残りました。
重いテーマのドラマに不思議とポップな曲調が合っていて
ドラマを盛り上げていたと思います。
岩代さん作曲の”somewhere,sometimeAndsomeone"はメロディーが美しく
最終回の竹野内さんの泣きの演技が思い出され
胸にグッときます。
松下計さんの手がけるジャケットは斬新で、
CDとして、とてもおしゃれに仕上がっている1枚です。
サイコドクター楷恭介(1) (講談社漫画文庫 (お12-1))
主人公がカウンセラーということで、
心理学用語が満載ですが、基本中の基本ばかりなので
それほど難しくありません。
話もよくできています。
絵もきれいですし、全4巻で読みきれるのもうれしい。
主人公もそうですが、助手も、飲み屋のママさんも
レギュラー陣の書き込みが甘いせいで、
話に深みがないものになってしまいました。
たぶん、長期連載予定で、徐々に説明しようと考えていたのでしょう。
そこがちょっと残念。
さっく!!と読むのにちょうどいいミステリータッチのマンガです。
大人買いして、一晩で読むにはオススメ。