VIENTO~風の道
池田満寿夫による清楚なアートワークも美しい日本での第一作。いわゆる“ケーナ・サンポーニャ=フォルクローレ“といったジャンルではくくりきれないコンテンポラリーで分かりやすい音楽性はとても親しみやすい。バックミュージシャンもこの頃はフュージョンよりのかなり手堅い面子だ。元ピンクの福岡ユタカもコーラスで参加。なんといっても全体に活気がみなぎっていてとてもすがすがしい気持になれる一枚。サンポーニャの朴訥な響きも美しい。(なんといってもこのアルバムは曲がいいです)
NOBU CAINE
斉藤ノブ氏(perc)を核として名代のミュージシャンが集結したNOBU CAINEの1st('89年作)。
特にアルバム前半における”フュージョン・ミュージックにおけるアジアン・テイストの演出”(ちょっと大袈裟ですが(^^;)の様なコンセプトが上手く作用していると思います。
この手の音楽を聴き始めた頃、「dsは無いと困るが、percはあっても無くてもいいんじゃないの?」と思っていたのですが、本作のようにperc無くしては面白味もなくなってしまうような作品にいくつも出会うに連れて、そんな考え方を改めた次第です。
#とりわけ、斉藤ノブ氏と村上秀一氏(ds)のリズム隊は
#強力に跳ねまくります(^^;
多分、スタジオ盤よりもライブ盤の方がこのダイナミックなリズム感を味わうには適しているのかなぁとは思います。
#因みに、2ndはライブ盤でしたね。
プロデュースにはNOBU CAINE結成の発端ともなった角松敏生氏が担当しています([8]ではvoも披露)。
敢えて難癖を付ければ、最後2曲をボーカル曲にする必要があったのかなぁ、、という点です。曲そのものについてのQualityについて言っているのではありませんが、、、
KINGS
NIGHT HAWKESの青木(Vo/G/Keys etc)、X-JAPAN/LOUDNESSetcのTaiji(ba)、聖飢魔IIのLuke Takamura(g)、ゲストに44MagnumetcのJoe(Ds)を迎えて結成されたKINGSの唯一のアルバム。
青木の歌がWHITESNAKEのDavid Coverdaleに影響されたスタイルで、NIGHT HAWKES時代からWHITESNAKEを思い浮かべる曲調だったが、このKINGSでもそれは回避されず、どの曲も"WHITESNAKE"的だ。曲は総じて良く出来ており、日本語も全く違和感無いのだが、WHITESNAKE的なHRをどう捕らえるかが好みを分けるだろう。個人的にはバラッドには心惹かれるし、その他のHRチューンも安定感があり、安心して身を委ねる事が出来る作品だ。
Leaving Home best live tracks II
これはまた、とても貴重な音源を出してくれたものです。晩年のライブ音源が残っているとは思っていたが、未発表曲中心のアルバムが出るとは思っていませんでした。これほどのオリジナル曲をもっていながら、またこれほどのミュージシャンでありながら、なんでもっと自己名義の作品をリリースしなかったのか、今もって不思議ではある。しかし、それよりも何よりも、こんな素敵な演奏をしてたんですね。ミュージシャンとしての存在感がそこかしこに漂ってる演奏です。また、大貫妙子、矢野顕子との共演も最高のコラボレーションを繰り広げています。
Left-Handed Woman best live tracks I
1989年の神戸チキンジョージのライブは2夜とも行きました。
それはもう、本当に最高のライブでして、今でもよく覚えています。
ポンタさん、憲司さんとやるのが嬉しいのか、ヘベレケになってましたね。
それがこうしてCDで聴けるなんてとても嬉しいです。今回のCDに収録されなかった
「春がいっぱい」や「I can't tell you why」なども出して欲しいですね。
あと、1990年のやつも・・