ライヴ・アット・ロニー・スコッツ・クラヴ [DVD]
イモージェン・ヒープのファンです。
イミーのライブが見られるということで購入しましたが,このDVDは凄いとか素晴らしいというような月並みな言葉では到底表現できません。イミーのファンとしては,Blanketの秀逸さにノックアウトです。ジェフベックのような天才(こういう言葉も霞んでしまう)に出会うと,イミーのシンガーとしての良さが,なおいっそう引き出されるのだと思いました。毎日,飽きずに何度も見てしまいます。残念なのは,CDにイミーとの曲が入っていないこと。このDVDでしか聴くことができません。著作権か何かの問題でしょうか。これは実にもったいないです。ギターやロックやジェフベックが特に好きな人でなくても,音楽が好きな人なら,このライブの至高性は十分に納得できるでしょう。これほどのライブはめったに見られないし,インタビューも興味深い内容です。メンバー全員がミュージシャンの中のミュージシャン,プレーヤーの中のプレーヤーです。是非,手元に置くべき1枚です。
トランスフォーメーション
ベース・マガジン 2008年4月号で表紙にもなったタルちゃんの1st Solo♪
録音は2005年ですので21歳の時ってことですが
ジャコ直系のジャズベの音で弾きまくります!
とは言っても「これみよがし」ではなく、他のミュージシャンと三つ編みのように
音を絡めながら曲を綴っていくトコに、好感が持てます。
サドウスキーのメイプル指板4弦ジャズベースというとマーカス・ミラー系を想像してしまいますが
意外と渋い音作りで、
洗練されていないジャケットデザイン(苦笑)を、良い意味で裏切ってくれます!
欲を言えば
「タル節」みたいな個性が未だ発揮されているとは言いがたく
そういうトコが出せるようになれば(例えばパット・メセニーの音は一音でそれと判りますよね?)
より長く楽しめると思います。
しかし
変拍子を自然に弾きこなす(コレも良い意味での)「プログレ感」が面白いとは言えるでしょう。
演っている音楽はフュージョン系インストですが、
この変拍子は
ラッシュのゲディ・リーのフレーズや
ちょっとひねくれた(XTCやアラン・パーソンズ・プロジェクトのような)ポップ感にも通じるのでは?
ベースを弾く人には刺激的なアルバムです(収録時間:48分40秒)。
☆
ただ、某H●Vでは
彼女の故郷:オーストラリアでリリースされている同アルバムが、かなりお安く購入できました。
このU.K.盤の価格は(音質の細かいチェックはできていませんが)「?」です…。
Performing This Week: Live at Ronnie Scott's Jazz [Blu-ray] [Import]
商品解説にあった様に、近くでジェフベックの演奏が、手元が見れます。Guitar shopの頃からというフィンガーピッキングがやっと見れました。教則ビデオ並の接写シーンばかりで満足。タル(ベースの姉ちゃん)のソロシーンが1曲だけあって、さすがにJAZZ女だけあって、アイデア豊富。おまけにかなりでかい胸。いや、胸はオマケですが、エリッククラプトンも出てきて、弾いてますけれど、あんまりらしくなかった。地味。ジェフはギターの限界を感じさせられた演奏。本人バリバリで色々やってます。
ロカビリーセッションはあまりジェフは演奏がよくなかった。ミスがチラチラ。グレッチは弾きにくかったのか?ストラトだとバリバリ。インタヴューは輸入盤なので、さっぱり。総じてギタリスト、ファンは買って損無し。
Transformation
2006年5月30-31日、ニューヨーク、ライト・トラック・スタジオで録音。タル・ウィルケンフェルドの1stリーダー・アルバム。彼女の才能に驚いたのは最近のジェフ・ベックのライヴだった。このタル・ウィルケンフェルドのジャコばりのフレージングの創造力と光り輝くオーラに一発でノックアウトされた。彼女はオーストラリア出身の21歳で、ベース歴はわずかに4年。ベックはここぞというソロを全部彼女に振ってしまう。それを彼女は驚くようなフレージングで返す。ぼくはライヴでベックが笑ったのを初めて観た。
このアルバムは組んでいる面子もスティーリー・ダンのツアーに『同行していた』ギターとドラム、18才でジャズ・メッセンジャーズに『参加した』ピアノとそれなりのキャリアはある連中のだろうが、彼女のベースのフレージングを『濁さないでくれ』と言いたくなるくらいのレベルである。特にサックスが劣る。ここにボブ・バーグのテナーがあったらどんなに凄いアルバムに仕上がっただろうとかやはり思う。
全7曲が全て彼女のオリジナルにして、アレンジもプロデュースも彼女。その上美人。久しぶりに現れた『天才』だと思う。ライヴでベースを弾く彼女の魅力に是非とも触れて欲しい。日本盤が出るのが遅すぎ。
Violet Journey
2ndアルバムを先に聴き、興味を持ったのでこちらも購入しましたが、私はこちらの方がツボでした。
2ndは確かに完成度高くて優れた作品です。しかし、Orianthiの個性は1stの方がより濃く出ているように思います。
純粋にギターの音が好きな方は本作の方が楽しめるでしょう。
ブルージーなギターの音色と艶っぽい歌声・・・酒の肴にできます!