VOICE2~cover lovers rock~(DVD付)
伴都美子さんらしさがあって、聴く分には充分に良い作品です。
でもね、男性だけのカバーって、徳永英明さんの逆を狙ってるみたいで・・・
☆1つ減しました。きっと、違うと思うけれど。
SLOW
ECHOES OF YOUTHの三枚目のシングルは、前作「REAL」から一転してアコースティックな感じのやさしい曲に仕上がっている。
「SLOW」はECHOES時代の「友情」にも似た、辻仁成らしいラブソング。よくあるラブソングの様につらつらと「愛してる」を連発するような曲ではなく、どこか寂しい感じのする曲だけども、それでもそこには否定的な感情ではなく希望を抱かせる様な前向きな気持ちが並んでいる。急げば失くすばかりの愛を、あせらずあたためていきたいという気持ちが。
「太陽賛歌」は一転してやさしい感じの曲。「あなたとならば あなたがいれば 輝く」との言葉どおり、幸せな感情を自然賛歌のような歌詞で歌い上げる。
「辻」JINSEI TSUJI LIVE DVD VERSION
辻さんのファンなら必須アイテムですよ!とにかく凄く良かった。ギター一本抱えてステージに立つその姿に、「流石、辻!!!」そして、勇気あるな〜。頼もしい!!!ギターも凄かった!あんなに上手いなんて思わなかったなんて言ったら本人に怒られちゃうな〜。でも何よりも、辻さんの凄いところは、言葉に込められた強いメッセージですね。もう、感動しまくりで最高でした。「う〜っ」と胸に来た曲は最後の「ありがとう」。そうそう、アカシアも忘れちゃいけない〜。名曲です。半移民的な生活をしている私には、数々の曲が大ヒットでした。色々書いてしまいましたが、全部良かった!!!辻さんこんな凄いライブDVDをありがとう。
VOICE2~cover lovers rock~
長いオフロードの旅に似合うミディアムロックに編曲されたカバー第二作。このテイストの中で彼女の低い声は存在感を発揮し、何より歌が生き生きとしています。「チェリー」ではボヘミアンな風情を出していますし「僕はここにいる」では一層そのトーンを活かした声表情が顕著です。編曲の遊び心にあわせスウィングするような歌唱力に、おおと思いました。前のカバーから今作の間、ミュージカルで主演をこなしたことが、人の歌を掌握し自らの言葉として聞かせる術に大きく影響したのかも。
続いて3「You’re~」との相性がいいですねえ。小野自身が元々格別のハイトーンなため女声に近いのですが、しかし彼女の声の入れ方、感情のバランス、曲の掌握力が素晴らしいから広がりゆくエネルギーが鮮やかに出ているのです。一転「さくら」は繊細さの中に力強さをこめる奏で方が曲想を非常に伝えてきて、鳥肌でした。他方女声には難しい福山雅治が低声で魅了する5に対しても聴かせますよ。彼女のロック声に宿るラフさが曲のダンディズムを映し出しています。
槇原敬之の名曲「遠く遠く」は編曲から魅せます。一つの言葉、一つの音符にこめた気持ちが、声の色彩に表れてゆくサビの歌い方です。一方7の尾崎豊はジャズに。それにあわせ彼女はアンニュイな同曲を表してみせました。裏拍を感じさせながら。だからこの曲はかなり聴き所です。スタンダードという歌い易そうでしかし単純に歌うことは許されず、最もカバーに難しい歌をここまで昇華させているのですから。
前作に続く財津和夫の歌は今迄数多くカバーされてきた超名曲「青春の影」。うまく歌うことよりも映像をどうみせられるか表現力が問われる歌ですが、もう彼女は自分の低い声の領域をきちんと把握しその表情でどんなストーリーテーラーになるか、カバーの制御を会得しているようです。感情を前に出しても過剰にならない説得力があるんです。
9「ZOO」の印象的なサビも非常に生き生きとし、ことばに訴える力があります。名曲「愛すべき人よ」は聞くほどに癖になりそうな孤独感。最後にロイ・オービソンが何故ここにと思いましたが、今作で最もロックアレンジが行き届いているし、やんちゃな声表情かと思えば、エレガントな歌い方もし、今作で最もカバーの力の向上を物語る音源だったと思います。
ZOO
蓮井朱夏、川村かおり、エコーズの「ZOO」みんな持っています。
ひとりひとり歌うヴァージョンが違い、いつ聴いても面白く、口ずさみたくたくなる曲であります。そのなかでも、蓮井朱夏は透き通った声でとても胸に響き僕にとって、一番いい曲かな…。