栗原はるみ haru_mi (ハルミ) 2011年 10月号 [雑誌]
豚肉とごぼうの土手鍋やタルトタタン、パンなんてステキなものが簡単に作れてとても勉強になりました!!定期購読申込みしようかな、、、、
かの子撩乱 (講談社文庫 せ 1-1)
最初かの子や一平の内面まで迫りぐいぐい読ませるのですが、欧州滞在時は資料が少ないのか事実の列挙で中だるみぎみになります。
綿密に取材されていますが、文学的感動はいまいちでした。岡本家を知るにはよい本だと思います。
この本の後、岡本かの子の「鶴は病みき」と「母子叙情」を読みました。「母子叙情」に出てくる岡本太郎はとっても魅力的でした。
乙女の港 (実業之日本社文庫 - 少女の友コレクション)
容姿端麗、成績優秀、情け深くて物腰柔らか、どこか儚げかと思えば、逆境にも負けず「凛々しく伸びてゆく」五年生の洋子。スポーツ万能、意気軒昂、健康的な美しさと勝ち気な性格で洋子から三千子を奪おうとする四年生の克子。二枚の手紙から始まる華麗な青春に、読者も心揺れること必至です。
中里さんによるつまびらかな描写、川端さんの世界観のまぁ美しいこと、そこへ中原さんの繊細な挿し絵が入り宝石箱のような作品が出来上がっています。
始めは、笑っちゃうくらい麗しすぎる登場人物に笑ってしまいましたが(笑)、最後には内面まで美しい日本女性の虜になってしまいました。百合小説ですが、内容は品行方正で爽やかですよ。純文学的なライトノベルとでも言いましょうか…とても読みやすく、勉強になります。麗しい乙女の方は是非ご一読を。勿論乙男の方も!