ミュージック・オブ・ハート DTS特別版 [DVD]
出演者全員演技がうまかったですねぇ。
その中でもやっぱりメリルストリープは頭抜けています。素晴らしい。
毎度こういうタイプの映画はプロットや流れは決まっているんですが、それはわかっていても何度か涙腺の緩む場面があります。
ラストの演奏がもっと盛り上がってくれれば満点だったのですがそこはバイオリンの難しさで歌と違い盛りあげたいように盛り上がるものでもないようです。
バイオリンの演奏を通して
「何かが努力する事で出来るようになる」
という体験が人生の中でいかに大切か。
それが音楽という力を得て感動の伴ったものならより一層人生の宝となる。
個人的には2人の息子たちの手による母親のデート相手募集の文章が秀逸でした。
ベリー・ベスト・オブ・グロリア・エステファン
今更ベストなんて・・・と思いつつ、ジャケットに惹かれてつい買ってしまいました。
なぜこんなにも彼女に魅かれてしまうのでしょうか・・・。
もちろんラテン系特有の陽気なリズムと彼女の歌唱が好きですし
女性ヴォーカルのカテゴリーとしては、ずいぶん長い付き合いです。
同い年という親近感もありますが、それより何よりも不運な境遇を克服した
彼女の不屈の精神を今も尚、応援し続けているからかもしれません。
彼女の20年を1枚にまとめるのは、ちょっと無理がありそうですが
それでも収録時間限界の選曲は、往年のファンも十分納得できる内容で
まさにベスト中のベストと言えるのではないでしょうか。
大好きな“Wrapped”まで入っているので大変満足です。
次はスペイン語ベスト「Oye Mi Canto」の日本盤でも出れば
また手にしてしまうかもしれません。
グロリア・エステファンに触れてみたいと思われている若い方には
この最新のベストアルバムが迷うことなくお勧めです。
ミュージック・オブ・ハート [DVD]
メリル・ストリープのシングルマザーがニューヨークはハーレムの小学校でヴァイオリンを教えるが、市の予算カットで存続の危機に・・
という筋書きにはそんなに意外性はない(なので星は四つ)。大体成り行きは読めるけれど退屈ではない。子どもたちとのやりとりの緊張感、胸を打ついくつものエピソード、ラストのコンサートシーンの張り詰めた美しさ。この映画を見てよかったと思える作品だと思う。
また、ストリープ演じるヒロインは夫に出ていかれてメソメソしているような女性だが、小学校で「正式の資格がない」「経験もない」と就職を断られたあたりからだんだんしっかりしていく。付き合っていた男性に「クビ」を言い渡すところからはもう他人に頼る気もなく自立した女性になっていく、という、ヒロイン自身の成長も描かれているところがいい。
ラスト、カーネギーでのコンサートに向かう途中、母親に「これもダンナのおかげね」と言われて、「?どうして」と答える場面があるが、言ってみれば、ダンナが出て行ってくれたおかげで自立し、自分で自分の人生を設計し、自己実現することができた、ということ。
ヒロインは厳しい先生なのだと思うが、きちんと子どもに向かいあい、教えるということ、そして前向きに生きる姿勢そのものも、何よりも大切な子どもたちへの贈り物なのだと思う。
Amor Y Suerte: Exitos Romanticos (Bonus Dvd)
Gloria Estefan(グロリア・エステファン)。 やっと紹介できました。 "HOY"という素晴らしい曲があります。 彼女もはやりスペイン語で歌っているほうが曲に魂がこもりますね。
ただ、このひとは完全な右翼で、現キューバ体制には断固反対の姿勢を貫いています。 フィデルがローマ法皇がやってくるときにGloriaにキューバで歌って欲しいと依頼したところ、「お前が生きている限りキューバには絶対に帰らない。」という主旨の返答をしたそうです。
興味深いのは、このGloriaがラテン音楽界では<女帝>的な権力を持っていること。 ラテン・グラミーは彼女の息がかかっているアーティストでないと受賞が難しいというはなしを聞いたことがあります。 専制に反対しているひとが専制的なんですね。(笑)
Evolution Tour Live in Miami [DVD] [Import]
グロリア・エステファンの本拠地、マイアミでのライブ。凄い人数の観衆にビックリ。のりのりのマイアミ・サウンドが満喫できる。1枚のDVDでも両面記録で、2時間、30曲を超える内容。殆んどのヒット曲が含まれ、コスト・パフォーマンス最高。でも、グロリアの歌唱を落ち着いて聴きたい向きには別のDVDもある。