プリンセス トヨトミ DVDスタンダード・エディション
オープニングの無人化した大阪に転がるひょうたんと、その後の戦国時代のシーンには引き込まれます。
監督、脚本、その他のスタッフから出演者に至るまで、プリンセス以外は現在考えられる最高の陣営でズラッと揃ってる作品ですけど、突っ込みどころは満載です。
あらすじとしては大阪はじつは独立国で400年間豊臣家の末裔である姫(劇中では王国でもないのに王女と言ってるけど)を大阪人全員で守る。そこに会計検査員が補助金の監査で訪れて秘密が暴かれていくって内容です。
ここまでは予告編やCMで前情報は入ってますけど、どうして父から息子にのみ受け継がれていくのか。
母子家庭はどうするのか。
ラストの犯人は誰なのか。
一番の疑問はナゼこの映画のタイトルを『プリンセストヨトミ』にしたのかってことです。
お姫様が登場してなくても物語はすすむはずなので、写真でも良かったのに演技力も未熟な少女には重荷の役を課さなくても良かったと思います。
念のため二度観ましたけどタイトルは『豊臣家の末裔』とか『2011年大阪夏の陣』とか『大阪国独立』で充分です。
大人たちの個々の演技や美術スタッフは完璧だっただけに、このスタッフで違う題材でもう一度観たいと思いました。
なので評価は差し引きゼロってカンジで★3つですかね。