Piano Stories
「ひぐらし・・・」をやっていたら、昔、聞いていたこの音楽が無性に聞きたくなってしまい購入しました。
約20年ぶりに聞きましたが、こんなに美しい音楽だったのかと改めて認識しました。一曲一曲が泣きたいほどの
情緒にあふれており、かつアルバムとしての全曲を通した統一感もあり、聞く者の感情にやさしく寄り添ってい
てくれます。
ずっとリピートしてかけたままこの音楽を聴いていたら、この音楽を聴かずに過ごしてきたこの20年余のあいだ
にあったできごとがしみじみと思い出されました。
原田知世 2000 ベスト
まず、おさえておかないといけないのは、作家陣の超豪華なこと、ユーミン、正隆さん、康 珍さん後藤さん、来生さん兄弟など、個人てきには、康 林コンビの草冠の姫君が秀逸です!!一般的には天国にいちばん近い島ですが(これもよい!!)
来生さんは、哀愁感のあるメロで謳いあげています。
後藤さんからアイドル路線から脱却した曲になりますが、あまり違和感は感じません。(声が激変している事にびっくりです)
14.15は、アレンジがよく聴きやすいです(星勝さん)
どの、曲も今カバーしても良い曲です。
ユーミンの1.2.3はスタンダードではないでしょうか?
今のように、職業作家の時代でない頃の完成型のアイドルPOPベストだと思います。
セーラー服と機関銃のカバーも可能なら、それもありだと思います。
大塚 愛 中島美嘉 などもよいですが、超一流のプロの仕事のすごさを若い世代にも聴いてほしいベストだとだ断言します。
捨て曲なし!!
早春 その他 (文春文庫)
■時代小説2編
■現代小説1編
■エッセイ4編
藤沢周平さんが晩年に書いた作品。この3年後に亡くなっている。
「時代物」2編は今まで同様納得の作品。
特に「野菊守り」は、哀愁漂う老人の背中を、ついつい後押ししちゃいたくなりました。
今ではまったく錆び付いた年寄りの腕でも、昔はいっとき知れた剣士。その老人に大役が回ってきた。さて、昔の腕はいかなるものか・・・読み応えあります。
また、藤沢周平さんの「現代小説」、初めて読みました。
この「現代もの」が特別悪いわけじゃないけど、このストーリーをそのまま時代小説で読みたいと感じました。その方がしみじみくると感じるのはどうしてでしょう?何か不思議な感じを受けました。やはり時代物のほうがいいですよ、藤沢作品は。
このエッセイ4編のうちの「小説の中の事実」は、先に読み終わった「白き瓶」長塚節の話しが特に印象的でした。わたしはこの「長塚 節」がいかなる人なのか解からない為非常に興味を持ち、この本を途中にしてまでも、この「白き瓶」を購入し即読み始めた程でした。それほどこの小説に対する藤沢周平の入れ込みようがこのエッセイから伝わってきたのです。
その他、エッセイは「へー、そうなんだー」と、藤沢周平の幼少の頃、故郷のこと等々いろいろ知ることが出来ました。しかし、小学生の頃から学校も行かずに大人の本を普通に読んでいたとは、さすがに次元が違うなーと感心しました。
早春物語 廉価(期間限定) [DVD]
恋愛に憧れる普通の女子高生が偶然出会った中年男に惹かれるのだが、
その中年男は亡き母の元彼だと知る・・・ といった出来すぎな話。
久しぶりに観てみたが、ラストまで魅入ってしまった(笑)
あのアイドル女優の原田知世が下着1枚にされたとか、初めてのキスシーンが痛々しいとか公開当時も話題になったよな。
昔はそうは感じなかったのだが、原田知世の声や語り口が実に可愛い。現代の若手女優には出せない味だね。しんみり・・・
・・・80年代サイコー。懐古主義で悪いか!(笑)
早春物語 [DVD]
早瀬優香子を追跡中、この映画に出演していたことを知り、見はじめたら止められず一気に観てしまいました。
早瀬優香子の主演シーンは少なくて残念でしたが、映画自身は素朴で主題を的確に捉えていました。17歳の女子高生(原田知世)の早く大人になりたい気持ち、42歳の中年男(林隆三)の生き方、その二人の恋の形をうまく描いています。
原作・脚本・監督のよさを感じました。「失恋だって、人間には回復力がある。傷は癒えるし治るものだ。」、「人は、心まで衰えてはいけない」など、ありふれた言葉が印象深く残ります。
配役それにセリフの硬さにはちょっと異論もありましたが、それなりの出来と言っておきましょうか。