Hips Don’t Lie-オシリは嘘つかない feat.ワイクリフ・ジョン
iTunesになかったので、やむなくCD購入しました。
軽快な[BP60-9]Hips Don’t Lie(Shakira feat. Wyclef Jean)のあと、クラシカルな[BP60-10]So Far Away(Amici Forever)、このつながりが最高でした。
THE CARNIVAL
1997年、Wyclef Jeanのソロ・1stです。
Wyclefは、FUGEESのリーダーであり、音楽的ブレインであり、ハイチ難民です。
簡単に言うと、「天才」で「難民」。
2010年に、ハイチ大統領に立候補したことでも有名です。
このアルバムの舞台は、法廷。
革命家・Wyclefを被告人とした法廷で、様々な証人が証言するという設定です。
音楽的には、FUGEESのように、
Hip Hopのリズムトラックに、ラップ、ファンク、レゲエ etcを乗せた感じです。
FUGEESよりも、カリビアン色が強くなっているのが特長的です。
全体的には、暗めの雰囲気で、ちょっと痛い感じ(難民色?)もします。
幻想的で、夢の中を彷徨うような、tr. 2 "Apocalypse"
カリビアン情緒たっぷり、キューバの有名曲、tr. 3 "Guantanamera"
THE BEE GEESの名曲"Stayin' Alive"をサンプリングした、tr. 18 "We Trying to Stay Alive"
Wyclef流・レゲエな、tr. 22 "Jaspora"
。。。などなど、気に入っています。
特筆すべきは、tr. 19 "Gunpowder"。
「Wyclef・魂の叫び」と言える1曲で、戦争・平和に対するWyclefの気持ちが、ヒリヒリするくらい伝わってきます。
Bob Marleyとイメージが重なる人も多いと思います。
「Wyclef Jeanファン」は、必携です。
「FUGEESファン」「Hip Hopファン」に、オススメです。
特に、「FUGEESファンで、このアルバムを未聴の人」にオススメです。(Lauryn Hill & Prasもゲスト参加しています。)
個人的には、Bob Marleyファンにも、試してもらいたいです。
時代・音楽形態が異なれど、「ハイチのBob Marley?」「90'sのBob Marley?」のようなスピリットが感じられると思います。
(中古盤・激安です。。。が、「名盤」です)