ブラック・ライト・シンドローム(BLACK LIGHT SYNDROME)
メンバーがそれぞれの音楽的背景やアイデアを探りながらジャムセッションをしつつその過程をパッケージングしたかのようなこれらの作品は原石の荒々しさが私には2作目に比べて即効感を感じる作品にしあがっているように感じるものですが少なくともしこういったフォーマットにおける音楽の方がBOZZIOが叩きまくれる空間があるのでBOZZIO目当てに買った私としては大満足であったことも事実でありますし私個人的には2作目より好みであります。
アワー・オブ・レストレイション~伝承~(HOUR OF RESTRATION)
なつかしい!私は当時大学の先輩に薦められて、エイジアなんぞを聴いていたのですが、だんだんプログレというものにも興味が湧いてきて、いろいろ手を出していました。ピンクフロイドやキングクリムゾンみたいな暗いものより、イエスやジェネシスのような明るくてけれん味のあるアルバムが好きでしたね〜
ただ当時のプログレの名盤は70年代など古いものが多く、ハードロック系も好きだった私にはちょっと物足りなかった。
そんな時に鳴り物入りで現れたのが、このアルバムです!マグナ・カルタレーベルの第1弾ということもあり、解説は伊藤政則で、売る気マンマンだったように思います。もし現在だったら、こんな扱いはとても無いんだろうなあ〜(;_;)ノ
中身は、イエスのような、「目まぐるしい展開ながらも、わかりやすいメロディかつ派手で大仰なアレンジ」に、「ハードロック・メタル(シンフォ)な風味」をプラスして爽快感もあり、90年代らしいキレイな録音で聴きやすい!・・・というような、まさに私が待ち望んでいたアルバムでした。またたく間に夢中になって、毎日毎日聴いてました。
当時からもよく言われていたのが、ドラムが打ち込みなので味気がない、ということですが、私は当時はあんまり気になりませんでした。
でも、今になって聴き直すと、確かにドラムもそうなんですが、キーボードもギターも「キレイすぎ」で、演奏感に欠ける、というか、まるでMIDIで打ち込んだ演奏にヴォーカルを乗っけただけ・・・っていう風に聴こえてしまいます。それがどうにも残念です。
そうしているうちに、プログレ+メタルの分野では、Dream Theaterの名盤「Images and Words」が発表され、バンド感あふれる超絶テクニックと、美しい歌メロに、バラエティ溢れる名曲の数々・・・と、私はすっかりそっちのほうにハマってしまいました(^−^;
ただ、Dream Theaterはどちらかというとメタル寄りで、次作「Awake」ではかなり重厚なへヴィメタっぽい感じになってしまいましたが・・・
このアルバム(と次のアルバム)は、メタル風味であっても、あくまで本質はイエスを筆頭にしたプログレですので、メタル系も好きだけどイエスも好きだよ〜という人にはとてもおすすめです。
ちなみにマジェランの3作目からは、曲風がガラッと変わりますので注意が必要です。私も最初聴いたときは、かなり驚きました。
マグナカルタポータブル PSP the BEST
人間とヤソン(人間にとても似ているが別の生物)の戦争を描いたRPG。
ストーリーは愛と憎しみ、復讐などが巧みに描かれていてとてもよくできている。
戦闘システムはスロットのようにタイミングよくボタンを押して技を発動させたり、カン(その場所ごとにあるMPのようなもの)を駆使して戦ったりと他のRPGとはかなり変わっています。
一度クリアしてもクリア直前のセーブデータから始まるので後戻りできる場所で最終セーブすること。
難易度はやや難しいです。(主人公は終盤ほぼ無敵になりますが)一度の戦闘でだいぶ時間がかかるので根気よくプレイしなければなりません。
ストーリーはいいのですが…。
Caylus Magna Carta
ただの「ケイラス」というゲームの簡易版です。
本家「ケイラス」のおもしろさは、幾分か減っています。
しかし本家は、3時間を越える長時間ゲームで、最適プレイ人数も限られており、いくらおもしろくても実際にはなかなかプレイできません。
その点、このマグナカルタは1時間ほどの終わりますし、最適プレイ人数が特になく何人で遊んでも楽しくできています。
本家に比べ、おもしろさがたりないと書きましたが、その差はひどく大きいものではなく、ダウンサイズしたゲームとしては稀にみる成功だと思います。
ルールについては最初は難しく感じるかもしれませんが、プレイをはじめればむしろ簡単で悩むことはありません。
※各建物に置ける職人コマは一つのみ=早いもの勝ち、という点だけしっかり最初に認識してください
建物の機能は見事にアイコン化されており、一目で把握できます。
特に素晴らしいのは勝ち筋がいくつか用意されていること(本家ほど多くはありませんが)。
「寄進し城の普請を進める」、「自分の建物をたくさん建てる」、「名誉の建物を建てる」、いずれに特化しても勝利を狙うことができます。もちろん複合して勝利点を稼ぐのもいい。
しっかりしたゲームを楽しみたい方に強くお奨めします。
マグナカルタ 下 贖罪の仮面 (ファミ通文庫)
マグナカルタ小説の下巻、完結です!
上巻と同じくゲームの太い筋をつたってところどころ脚色、省略、補足。
前半よりシリアス度が高くなって勢いもあるので最後まで一息に読めるのではないかと。
反面、少し急ぎすぎ詰め込みすぎ、という印象もありました。細かな描写や成り行きが削られてしまって、物語のどこで誰がどうなったか、わかりづらい。そんなあっさり話が進んでいいの!? と気になる点も。
ですがそれはそれ、読み応えは充分あるのではないかと思います。黒幕の最後、その後の展開もゲームとは微妙に違って、おーこう来るか! と楽しめました。
内容以外には口絵が必見です、紅の旋風メンバー大集合。とても綺麗です。
小説のみだけの方はどう完結するかを、ゲームをやった方は映像と文章のギャップを、是非見届けてもらいたいです。