Live at Olympia
Deep Purpleはリッチーだよと言う人にはどうも?でしょうが、これはこれでよいライブですよ。音質、選曲共に良質ですし、なんてったって演奏がまとまっています。
最近70年代のブートレグ並みの音質でやたらアルバムを出しているパープルですが、どうせ高い金払って聴くなら、こっちがお勧め。
7.Sometimes I Feel Like Screamingでのスティーブ・モーズのギターは最高です!!泣けます。こんなに上手いギタリストなのですが、リッチーに比べ扱いが小さ過ぎるのが哀しい。
スタジオでの演奏もすごいですが、やはりライブでの迫力と、フレーズは想像を絶します。とにかくスティーブ・モーズのギターの凄さがわかるアルバムですね。イアン・ギランもまだまだ良い声してます。
ライヴ・アット・モントルー 2011【初回限定盤Blu-ray+2CD/日本語字幕・日本語解説付】
初回限定版といって、DVDに50分のインタビュー、それをCDにしたものが2枚で、この値段…購入する人はいるのでしょうか?
私は幸いにもヤフーの無料動画でこのDVDを観ることができ、内容は2時間のオーケストラとの公演、とても楽しめました。
いつも声が出ないと批判されているイアン・ギラン。もういいじゃないですか。
あの歳でハイウェイスターを歌ってくれるだけで十分です。
スティーブ・モーズ。私はリッチーなしのパープルは否定派でしたが、これだけバリエーションに富んだフレーズを今、リッチーに弾けるかと聞かれれば疑問符が打てます。
ジョンがいなくても代わりは元レインボーのメンバーなんだからいいじゃないですか。
頻繁に出しているライブDVDですが、今回は選曲が退屈せず最後まで観ることができました。
「スモーク・オン・ザ・ウォーター」もダラダラやらず、パッと終わらせてくれてメリハリが効いています。
ロジャーのベースソロも必見です。
私は懐が寂しいので、この値段では購入できませんが、他のライブDVD(スティーブ・モーズ以降)よりは絶対お勧めします。
Born Again
好きな人(マイケル・アモットとか)は好きだが、嫌いな人〈多くのSABBATHマニアとか)は病的に嫌っているアルバム。
作品自体は決して悪いものでもないし、SABBATHらしくないわけでもないと思うんですが、全て「イアン・ギランがヴォーカル」で「ライヴでわざわざ“Smoke On The Water”を演った(BLACK SABBATHが!)」というのが評価のマイナス要因になっているのでしょう。
思い込み捨ててフラットな心象で聞けば楽しめると思うんだけど。“Zero The Hero”とか重たくてカッコいいよ。
Fireball: 25th Anniversary
マシン・ヘッド以降、健康飲料的なすっきりした音になっていく前の、ドロっとしたヘビーさが感じられる唯一のアルバムで、ディープ・パープルの数あるCDの中で一番手が伸びてしまうアルバムです。
イン・ロックの強引で奔放な音ではなく、密度の高い鉛のかたまりのような重さがあって、引力に引き込まれそうな感じがします。
特に低音を強調した、うねるようなベースのリズムが、このアルバムのヘビーな印象を決定付けていると思います。