眠らない街 新宿鮫 [DVD]
独特の虚無感、正義感がしびれる凄さ。
ハリウッドを遥かに越える迫力。
真田の迫真の演技は抜群。
脇役も抜群の個性。
ストーリー展開もバシバシ。
脚本も冴え渡る。
日本映画の凄さを再認識。
天使の牙 B.T.A [DVD]
それなりにリキをいれて作られていて、
それなりの役者さんも登場していますが、
強引なストーリー展開や、オーバーアクションに、
B級さを感じさせられます。
B級さも、それに徹しれば、それはそれで味になると思うのですが、
ちょっと半端な印象で、パーツとしては面白い部分はありますが、
全体としてみると、これじゃC級だよな、というのが、正直なところ。
鮫島の貌 新宿鮫短編集
なんと、いつの間にか、鮫の短編が出ていたとは!
迂闊にも発売されてから一ヶ月が経過していました。一ヶ月、損した気分。
私は、大沢在昌の作品は今まで鮫シリーズしか読んだことがないのです。
だからなのかもしれませんが、「う、大沢さん、短編もやるじゃないか!」というのが
一話目を読んだ直後の感想。
その後も最後までさくさくと読み終え、
『絆回廊』の、ちょっと納得できなかったたるみ加減が、
「許してあげようかな。」という気分になりました。
ただ、鮫シリーズを全部読んだことのない人が『鮫島の貌』を読んでも、
なんもかもさっぱりわからんのではないでしょうか。
『鮫島の貌』を読みたい人は、鮫シリーズを全部読んでからにしましょう。
あと、ジャンプキャラとのコラボは、賛否両論あるとは思いますが、
30年以上前の雑誌連載当時を知っている私としては(年齢がばれますね)、
最初は「え、なんじゃこれ?」
あとから、
「ああ、鮫島だって実在する訳じゃないんだから、いいんだ。納得。」
という感じでした。
そこは大沢マジックということで、OKかな。
最後にひとつ。
桃井さん、好きです。