スケッチブック 6 (BLADE COMICS)
発売後すぐに購入し、しばらくの間、熟読してきました。
結論は、登場人物全員が超個性的である事を再認識させられ、大変面白いです。
本作品は、巻が進むにつれて、ギャグが、少々複雑化した感があります。
しかし、著者の日常を見る目は鋭く、我々の身近なところに、ネタが求められています。
特に、広告やスーパーの商品の表示などに関するギャグが多いのも、親しみを持てます。
それらは、何気無い事ですが、著者の目を通るとギャグになるのですね。
ただ、ギャグの一部には、オチの意味がすぐには分かりにくく、ワンテンポ遅れてなるほど、と思うものもあります。
一方では、感覚に訴えるギャグもあって、内容は多彩です。
「端書きスケッチブック」という部分が、ところどころ挿入されていて、ギャグの解説まで行われています。
解説を読んで、再度なるほどと思ったりもします。
ただ、一つ念頭におくべき点があります。
ケイトのボケには、テキトーに話を合わせるべきだ、という事です。
本書では、こんな事を学びました。(笑)
スケッチブック~full color's~ 第2巻 [DVD]
スケッチブック自体は、一話から何気なく見始めていました。しかし、正直一話と二話を視聴した段階では、まだこのアニメのコンセプトや、キャラクター達の個性が理解しきれていなかったためか、そこまで夢中になってはいませんでした。正直、やけにキャラクターの多い、淡々とした退屈なアニメだとさえ思ったのです。
しかし、あくまで私個人においてですが、三話を見て、「これは…」と思い、四話を見て、もう夢中になってしまいました。その二話が同時に収録されているのが、この二巻ということで、今から期待しています。
一話と二話と比べて、三話と四話のどこにそこまで感動したのか。まず、強烈に思い出深いシーンが含まれていることだと思います。三話のラストを飾る花火のシーン。この背景美術の素晴らしさには、息を呑みました。理屈抜きに感動したのを覚えています。四話のラストの晴れ間が広がり、虹が現れるシーン。これも、同様に凄いです。自然現象の極まった美しさを見事に描いていたと思います。
そして、もう一つの要素、この二話をそれぞれ牽引するキャラクター。三話は主人公の空。一話と二話の段階では、正直まだ彼女の魅力が掴みきれず、人見知りが激しい、感受性が強い、という特徴を何となく理解するに留まっていました。三話で、そうした彼女の個性がより明確になると共に、魅力的に思えるようになり、理屈抜きに可愛いと感じさせるまでに昇華されたように感じます。
そして四話は、栗原先輩の魅力に尽きると思います。個性的で楽しい動作などを交えながら、空とうまく対比させながら、その魅力を言外に語るような演出は見事としか評しようがありません。(同時に空の個性や魅力をも表現しているのは実に旨いです)
作品全体を通して見ても、この二話はやはり逸品だと思います。
もし、一話や二話で視聴を見限ったような方がいるのでしたら、もしかすると私に近い感性の方かもしれないので、是非ともこの二巻の視聴をお勧めしたいです。それまでの評価が180度変わるかもしれません。
スケッチブック~full color's~ 第4巻 [DVD]
マッグガーデン刊・月刊コミックブレイド連載/小箱とたん原作
「スケッチブック〜full color`s〜」TVアニメ第7,8話を収録したDVD4巻です。
ある町の高校を舞台に日常風景を切り取ったようなゆったりはんなり進む
穏やかでとっても平和でちょっと楽しく癒される作品です。
「カレイドスター」の平池芳正&佐藤順一コンビが丁寧に作りこみ、
とても良い色を描き出しています。
(総合5.5/10点)
Page.07「9月の日に・・・」★★☆☆☆4/10点
留学生・毛糸のためにと亜草さん燃えまくります。
正しき日本語と国際交流の行く末はいつものノリであっちいったり
こっちいったりなかなか微笑ましいお話です。猫と人との双方で国際派
を目指しながら轟沈する場面は笑えますが、妙なギャグがちょっと不要に
感じられるのが残念です。
Page.08「ラジカセと少女の2本立て」★★★★☆7/10点
日曜日ののんびりした空のお散歩がメイン。ふわりふわりと町の
ほんのささいな時間の流れを大事にしながら、シリーズ序盤で出会った少女と
デジカメ、スケッチを通じて心を交わす余裕がはんなり心地よいです。
人見知りしつつも、誰にでも自然体で接する空の人の良さもとってもいい感じ。
慌しい日常を離れ、ぽかぽかした穏やかな休日を満喫したい方に超オススメ。
なんかいいなぁ〜。気持ちが安らぎます。