歌舞伎修業―片岡愛之助の青春 (生活人新書)
一般の家庭から上方歌舞伎界の名門、片岡家に養子に入った俳優、6代目片岡愛之助丈の半生に、歌舞伎の基本知識を折り込んでいる。基本知識の内容は数多く出版されている歌舞伎の入門書とあまり変わり映えはしないが、愛之助丈へのインタビューが爽やか。数多くの困難を困難と思わず、歌舞伎一筋に生きることに幸せを見出している未来の大役者を、素直に応援したくなる本である。
愛之助
六代目 片岡愛之助さんの写真集を購入しました。
発売されることは随分前から聞いていたのでとっても楽しみでした。
写真は去年11月の新橋演舞場でのものから楳茂都流のお家元
としてのお稽古写真や新橋で一緒に出演していた海老蔵さんが
撮影されたものなど色々ですがカラーの写真では普段着の写真
(まるでジャニーズ系?と思うような写真もあります)などが
ありますが舞台写真はもちろん素敵ですがプライベートを
撮影した白黒写真の方がとてもよい感じに思えます。
私が好きなのは某有名カフェにてコーヒー片手に
和んでいるような白黒写真。
本当は満点をつけたい所ですが舞台写真が
少なかったので次回、愛之助さんの写真集こそは
舞台写真がたくさん入ったものにしてもらいたい
という願いを込めて星4つです。
次回もしできることなら多少値段が高くても
片岡愛之助を襲名した頃からの舞台写真を
掲載希望!!です。
築城せよ! [DVD]
私はこの作品好きですね〜!城は見事でした!後半の城を守る人達と攻める人達が合戦に見立てたのか面白かった(笑)また、海老瀬はなちゃんが可愛かった(*'∀`*)この子の他の作品も見てみたい。
見てよかったと思える作品でした☆★
宮城野 [DVD]
3月に恵比寿で上映されたのを観て、もう一度観たいと購入。
この世界観。何と言ったらいいのだろうか…。
一見「鈴木清順」のようであるが、それとはまた違った人物描写の深い作品。
映像が独特で、戯曲や日本画の世界に入っていく感覚。監督独自の世界観がしっかり確立
されている。
通常の「宮城野」は「底辺の女のプライド」を拠り所とした年増女のどうしようもない人生が
主となり、入り込んでみてしまうとどうも重すぎて辛い。
しかし、この作品独自の異次元的な映像で、観る者に良い距離間を持たせてくれる。
しかも役者が素晴らしい。
矢太郎役の片岡愛之助氏の魅力が際立っていて、悪い男だと分かっても惹かれる女性の
気持ちがよくわかる。そばに居るだけで気持ちが持っていかれそうだ。
また、写楽役の國村隼氏の押さえた感じがまた秀逸。彼の圧迫感と抑圧的な迫力があるから
こそ、弥太郎の行動の理由づけとなって理解できる。
ただ、残念なのはこのDVD。ディレクターズカットの上映作品とは違い、監督ではない
他の方が編集されてるとのこと。
上映作より時間が短く、2時間ドラマ的に話が分かりやすくなっている。初心者には分かり
やすいのかも…。
私としてはディレクターズカットの独特の世界観の方が魅力を感じるので、是非
あちらをDVD販売して頂きたい!
なので☆3つで!